ものづくりが日本の根幹
私は新卒で就職するとき
ものづくりの企業がいいと総合電機に入社した。
その後、変節して虚業の広告代理店に転職したが
今にして思うと
大学卒業時の私はなかなか社会に対して確たる考えをもっていたわけだ。
その後、日本のメーカーはたゆまぬ努力を続けて
世界で比類なき地位を得るに至って
かつて私が在籍した企業も今ではエクセレント・カンパニーとなった。
しかし日本も一貫してものづくりに軸足を置いていたかと言うと
そういうことはなくて
欧米が金融資本主義に傾倒したころ
私も日本も金融が弱くては
彼らに収奪されるばかりと
売国奴竹中の考えに同調していた。
それが今ではどうだろう。
日本も金融危機に端を発する世界同時不況の影響は
免れ得ないが
国の根幹がものづくりにあるおかげで
存立基盤そのものが揺らぐ危機にはない。
どうやら
金融資本主義に狂奔したイギリスのデフォルトは不可避のようだし
アメリカも厳しいだろう。
こうしてみると
浮利を追う金融資本主義に追従しなくてよかったと思うのである。
竹中ごときはいまだにそれをメディアで吹聴しているが
これが事実上破綻していることはもはや犬や猫でもわかる。
改めて思うのである。
この国の根幹はものづくりにあると
民族的特質である細部へのこだわり
器用さと美的感覚
職人技によって付加価値を身に付けた製品をおくりだすことが
この国の生命線であり
時代を問わず正道の戦略であると
