クルマの時代は終わったのか?
アメリカの三大自動車メーカーの破たん危機
GM、フォード、クライスラーといえば
日本で言うと
日立、東芝、三菱電機がつぶれるようなインパクトがあるのではないかと思う。
アメリカは自動車によって発展した国であるし
フォードに至っては
教科書で習ったように大量生産の方式を作った会社であり
今日の資本主義の根幹を形成した会社と言っても過言ではない。
その会社がつぶれかかっている。
アメリカの製造業から金融資本主義へのシフト
会社自体の過重コスト体質
売れないクルマを作り続けた開発体制の問題とかあるのだろうが
そもそもクルマの時代は終わりつつあるのではないか
少しばかり性急な結論かもしれないが
仮に数年いや数十年後、景気が回復する局面があったとして
新興国はともかく
ある程度の発達を見た国で
クルマが以前と同じように売れるとは思えない。
エコカーの技術が発達し
あるいは電気自動車が主流になっても
クルマが生活のかなりの部分を占めるようなことにはならない気がする。
物理的にクルマがなければ
生活が成り立たない地域や国は多いだろう。
それでもクルマの発達が
人間の文明の発達と同義だった時代は終わりかけている気がする。
どうしてそう思うかと言えば
やはりクルマという存在そのものが
地球環境破壊の象徴という気がしてならないからである。
60~70kg程度の人間一人が移動するために
手段として数トンの物体を動かすというのは極端に非効率である。
しかも化石燃料を費やして排気ガスをまき散らす。
挙句に走らせるために
山をつぶして道を通す。
地球環境保全の意識が高まりつつある中で
率先して環境を破壊する元凶となれば
無意識のうちにクルマを忌避する意識は芽生えてくるだろう。
私など元々クルマは走ればいいという感覚で
クルマをさして好きではないというところは割り引いて考える必要はあるかもしれないが
自分が必要性を感じなくて手放したこともあり
少なくとも東京のような都市部で
クルマが生活する上で不可欠とは思わない。
クルマの時代が終焉しつつあるというのは
そう見当違いの見かたではない気がする。

