困難の一年でございました。 | インディペンデントで行ってみよう!

困難の一年でございました。


インディペンデントで行ってみよう!『私は如何にして転職するのを止めて独立を志向するようになったか』-mitakasi



三鷹駅前の三鷹市美術ギャラリー で開催中の


太宰治 三鷹からのメッセージ 」を見に行った。


太宰直筆の書簡を展示しており


筆跡が美しいという評があったので


きれいな字を書こうと毎日練習している私は


太宰がどんな字を書いたのか


どれほど達筆なのかと


関心があって足を運んだ。



感想としてはさほど達筆とは思わなかった。


普通の字である。


自分とさほど変わらぬ普通の字にむしろ親しみを覚えた。


筆跡よりも文面にしたためられた肉声の吐露に


感じる所があった。



有名な川端康成に宛てた芥川賞を懇願する手紙は


非常に生々しい。


麻薬中毒で普通の精神状態ではなかったにせよ


これほどあからさまに


自らの弱さを告白し


そして受賞を切望するのは尋常ではない。


まるで「人間失格」の文章さながらである。


こういうところが太宰らしいと言えば太宰らしい所以か



タイトルの一文はその引用である。



「困難の一年でございました。


 死なずに生きとほしてきたことだけでもほめて下さい。」




この一文が心に残った。



こういうことを書くと


すぐ邪推する人がいるが、別に自分の一年を投影したわけではない。


ただ来年の世相に合いそうな言葉だと思ったまでである。



帰りは、太宰が入水したと言われる


玉川上水沿いに歩いて吉祥寺へ出た。



展示会は今月21日まで (入場無料)



インディペンデントで行ってみよう!『私は如何にして転職するのを止めて独立を志向するようになったか』-dazaiosamu