リストラは最後の手段ではないのか?
どうも欧米型の経営手法が定着して
大企業の大規模なリストラがまるで当然であるかのように報道されるが
おかしくはないだろうか?
私はリストラ(人員削減)というのは
万策尽きて他に打つ手がなく
経営者が自らの報酬を減額あるいは返上して
説明責任を果たした上で
断腸の思いで実行するものだと思う。
それをまるで
ヒトをモノであるかのように
安直に利益の調整弁に使う。
MBAでそう習ったので
教えられた通り実行します。
というかのように競って大型の人員削減を公表する。
これなども欧米型の経営の悪しき典型で
利益至上の資本主義が破綻して現在の窮状を招いているのに
依然として利益のためなら手段は選ばないといった方法では
結局長くは持たない。
日本的経営はもう終身雇用を捨ててしまったが
よくよく考えれば目先の利益しか追わない欧米の資本主義、経営より
雇用確保を前提とした終身雇用は
はるかに長期的視点、企業の存続を考えたものだった。
その美点を御用学者や浅薄なメディアが貶めた。
今さら戻れはしないが
よくよく考え直した方がいいと思う。
先んじて人を切る経営がほめられたものなのかどうか
改めて「会社は誰のものなのか」
「企業の責任とは何なのか」を考える好機である。
株主資本主義が横行して
今の経営者は
手早くコストを落さないと経営責任を問われる。
不信任を受けたくないばかりに負担の重い人件費から手をつける。
しかしそんなことが繰り返される会社や社会で
人は安心して働くことが出来るのか
人を減らさなければ存続できない企業はやむをえないと思う。
しかしまだ余力がある大企業が
先んじて人を切るのは厳しく批判されるべきである。
ソニーやトヨタ、キャノンが真っ先に人を切ってどうする?
株主に外人が多くなりすぎたか?
ソニーに至っては社長は外人
もうこんなことを言うのは無意味なのかもしれないが
リストラが是であるかのような報道には強く違和感を覚える。
