リスクヘッジとしての独立
会社の寿命は30年
基盤盤石な大企業ならともかく
中小やベンチャーとなると
5年後に会社が存在するかどうかも覚束ない。
いや大企業だってどうだか
現にアメリカのビッグスリーは経営危機がまことしやかにささやかれている。
こうした例を上げるまでもなく
一社に全人生を託す選択は極めてリスキーと言える。
株式投資に例えれば全財産を一つの銘柄に投じているようなものである。
投資も分散投資が鉄則なら
収入もしかり
一社の給与収入に依存するより
複数の収入口を持つ方が安全だろう。
仮に籍を置く企業の経営が盤石だとしても
その中で確実に一定のポジションを得るならともかく
人間関係や不運で居心地の悪いことになったら
それこそ逃げ場がない。
それに定年延長とはいえ
まだ働けても
会社の都合でお役御免もある。
そうこう考えれば
したくない仕事はせず
定年もない独立の方が
むしろ安全度は高いかもしれない。
そして何より最大のリスクヘッジとなるのは
独立に向けて自分の技能を高め
社内という限られた世界でしか通用しない能力ではなく
社会から認知される能力
市場価値を持つことである。
会社の肩書がなくても
仕事を受けられる技能を持つことこそが
独立によって可能なリスクヘッジの最大の効用である。