ベストセラーの構造 | インディペンデントで行ってみよう!

ベストセラーの構造


ganesya



以前紹介した「夢をかなえるゾウ」

何と100万部突破で

ドラマ化までされるらしい。

成功本の類だが、最初は経営関連の書籍扱いで

目ざとい読者の関心を集め一定の評価を得ていた。

Amazonのランキングでも

出版当初こそ上位で

この手の本は読者が限られているから

一定期間が経過すれば、早晩落ちていくと見ていた。

それがどうだろう。

新しいコンセプトの成功本

面白さと新機軸が受けて新たな読者を獲得のスパイラルにはまったのか

数十万が限度と思ったら

限度を超えて100万部超に達した。

面白いとはいえそれなりに厚みのあるこの本に

これだけの潜在的読者がいたとは

正直驚いている。

下司な私はすぐ印税収入を計算するが

100万部超となれば億を超える収入である。

いやらしい言い方だが著者は一発当てたかたちになった。

100万部超とは、習慣的に本を買わない人までとりこまないと

達成される数字ではない。

派手な宣伝をしたわけでもないのに

どうしてこれだけ実売が伸びたのか

本の内容もさることながら

私としては

ベストセラーとなった経緯におおいに関心がある。



「ホームレス中学生」が200万部突破はわかりやすい。

普段テレビしか見ない連中が話題性に飛びついて買ったからである。

しかし「夢をかなえるゾウ」はタレント本ではない。

他の媒体で特段の露出があったわけでもない。

クチコミばかりではないだろうし

一つ参考になるのは、Amzonにおける評価レビューの多さである。

これが誘発した部分はおそらく大きい。

もう一点はやはり郊外型書店で平積みされたからではないか

都心の大型書店、それにネット通販では限界がある。

多くの地方のロードサイド型の

やや大きめの書店で平積みされると

格段に売り上げが伸びるのではないか

私としてはそういう風にベストセラーの経緯を想像している。



夢をかなえるゾウ/水野敬也
¥1,680
Amazon.co.jp