寂しい日本人
孤独死が多いという。
孤独死というと独居老人と考えがちだが
実際はそうとは限らないらしい。
若年者でも中高年でも多いという。
会社勤めをしていて一つの利点は
社会と接点があることである。
無断欠勤となれば
あいつは今日どうしたのかとなって
連絡がつかない場合、発見されることもあるだろう。
しかしこれが失業状態にあるとそうはいかない。
私も昨年の無職の間
突然死をしていたら数日あるいは数週間発見されなかったかもしれない。
それを考えたら少し怖くなった。
冬ならともかく
夏だと腐敗の進行が早くてすさまじいことになるらしい。
最近は男女を問わず未婚が多い。
離婚や死別で独身の人も多いし
地域コミュニティと密接な関係を持っている人は稀だろうから
孤独死は普通のことになるのかもしれない。
「おひとりさまの老後」が売れたのも
孤独な老後に対する漠然とした不安が背景にあるように思う。
独居老人の孤独死は今後ますます増えるだろう。
ごく身近な話、ありふれた事実になる日はそう遠くない。
社会的インフラをどうしたらいいとか
個人でも社会的な接点を積極的に保てというのは簡単だが
年齢を問わず引きこもりがちなこの国で
簡単に解決策が見つかるとは思えない。
物質的には豊かな国だが
はたしてこの国で生きることは幸福なのかどうか
餓死やテロのリスクにさらされている国からすれば
贅沢な悩みには違いないが
毎年3万人超の自殺はやはり普通ではあるまい。
色々な意味で
この国でこの先も生きていくのであれば
他者を頼まず自己防衛を講じるしかない。
こういうことを考えるきかっけとなったこの本
死生観が変わるかもしれません。
一読をお薦めします。
- 遺品整理屋は見た!/吉田 太一
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
- 遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い/吉田太一
- ¥1,260
- Amazon.co.jp

