グランドデザイン
日本人というのは、どうも全体構想、グランドデザインといったものが苦手なようである。
都市の設計でも
将来の拡張を考えて基幹道路を整然と設計した都市は少ない。
無節操に乱雑に四方八方に延長の道路が多い。
ターミナルにおいても
人の流れを想定した設計は少ない。
人が四方から行きかい、軽業師のようによけながら歩くということになる。
仕事もそうである。
昨日の原理原則の話にもつながるが
思想がないというか
無定見というか
将来を見据えた長期的展望、全体設計の下に
細部を作っていくという発想がない。
その場限りで間に合わせで継ぎ足していくので
一定の規模に達した段階で
限界に達し、それ以上の拡張が困難となり
混乱を極める。
何がしたくないかって
定見のない仕事を途中で引き受け
それまでの慣習を踏襲しつつ
整合あるかたちに作り変えることである。
基本の設計がないものだから
結局、間に合わせの取り繕いにしかならない。
元をたどれば
グランドデザインのないトップの責任によるところが大きいのだが
多くの場合、その能力の欠如には無自覚である。
細部の作りこみは得意でも
全体設計、構想は不得手
この民族的特性はどこからきているのだろうか