使えなかった頃
新人時代、私は「使えない奴」だった。
新人ということを割り引いても使えなかった。
今もどうかということはあるが
それはさておき
当時は今から思うと、どうしようもなかったと思う。
そういうこともあって
社会人一年目は嫌がらせに近い扱いも受けた。
今にして思えば、ちょっとした「かわいがり」程度のものだったかもしれないが
20そこそこではその辺のことはわからない。
当時は相当のストレスだったし、憎悪に近い感情も持った。
そういう時代があったことを長く忘れていたが
最近、脈略もなく急に思い出した。
さすがにいい年になって
いっぱしのことを言う今からすると
別人の趣があるが
そういう時代の記憶は消えないみたいである。
こういう自身の経験に照らして
新人に対しては
少し大目に見るところがある。
最初から使える奴もいれば
芽を出すまで少し時間がかかるのもいる。
慣れるまで時間がかかるのは
多少猶予を持って見なければ
伸びるものも伸びない。
拙速に成果を問う時代だが
育てる人材に短期的に成果を求めるのは酷なことだと考えている。