シンドイのはお前だけじゃない。
昔、市川森一の脚本で「寂しいのはお前だけじゃない」というドラマがあった。
見た記憶も不鮮明だし
内容も知らないのだが、タイトルだけは気に入っていた。
人間ともすれば
色々思うようにことが運ばないと
「何で自分だけが」「どうして自分ばかりこういう思いをするのか」と
思いがちだが
一見幸福に見える近くの人も
よくよく見ればそれなりの不幸は抱えたりする。
今の時代はメディアが
やたら100%幸福でなければまともな人生ではないかのように煽るが
実はそんな人生は稀で
少し不幸ぐらいで調度具合がいいのだと思う。
一点の曇りもない幸福を追い求めるとしたら
むしろその人生の方がきついだろう。
昨今は何かにつけて楽しむという表現を使うが
人生は楽しむより、味わうべきものである。
幸も不幸も生きていけば色々なことがある
そういう様々な起伏を経験するのが生きていくということで
薔薇色一色の人生を求めればそれは苦痛にしかならないだろう。
人間万事塞翁が馬
何がよくて何がよくないんだかなんて
時間がたってふりかえってみなければわからない。
そういうことだと思う。
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