やる気をそぐ経営
最低の経営とは、従業員の「やる気」をそぐ経営である。
もちろんやる気をそぐことを目的とした経営など存在しないが
結果的にやる気をそいでいる例は多い。
管理が主目的の成果主義など、その最たるものだろう。
ちなみにもし成果主義を導入しているのであれば
人事の責任者に聞いてみればいい。
何のための制度かと
多分、事務的な答えしか返ってこないだろう。
何のための制度かの根本的な理解もなく、制度自体の運営が自己目的化し
やる気を引き出すという本来の目的を喪失しているはずである。
管理が念頭にあるとこういう間違いを起こしやすい。
多くの人間が同じ場所に参集し
毎日机を並べて仕事をするのは
ヒマつぶしではない。
生活の糧を得ることと
自分の時間に何らかの意味を見出したいからである。
人のマネジメントはこの2つの欲求を満たすものでなければならない。
利益の追求は、給与の源泉であるし
理念は、日々の活動を定義づける基本概念である。
この根幹を忘れると
本来、動機づけを目的とした制度が逆に「やる気をそぐ経営」になる。
成果主義をはじめとする管理制度は諸刃の剣であると承知して
運用にはよくよく注意しなければならない。