思い込みの陥穽
最近読んだ本の中に興味深い記載がありました。
今では一般化したキャスターですが
(運搬具の下につけた自在式の車輪のこと)
意外なことに、これはまだ世に広まってから数十年の歴史しかありません。
キャスターのおかげで台車などは操作が格段に楽になったわけですが
人類は車輪に関して数千年の歴史を持ちながら
キャスターの普及がつい最近というのは驚きです。
数千年もの間、誰も思いつかなかったのかという気がしますが
普及したのが最近ということは
それまで誰も考えが及ばなかったのかもしれません。
特段、複雑な仕組みでもないのに
広く使われるまでに数千年もの時間を要したのは不思議な気がします。
ことほどさように
人はそれが当然と思うと、意外と違う視点での考えは思いつかないようです。
仕事もしかり
既成の事実を盲目的に受け入れるのではなく
それがはたして本当に合理的な判断に基づくものかどうか
十分な検証による結論なのかどうか
発想を根本的に改めて見ることも必要なようです。
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