ダラダラ会議
このところ日経関係の媒体が
東証1部上場アルバック(6728)のダラダラ会議を会議運営の特異例として取り上げている。
今、世に流布するところのあるべき会議のかたちは
誰が何をいつまでにどのように行うかを決定することを基本とし
会議をPDCAサイクルの前提と位置づける考えが支配的である。
この考えの基底には
会議も限られた時間内で終了し、会議自体の生産性向上の企図がある。
これに対してアルバックの会議運営が取り上げられるのは
世に支配的な考えに対し真逆でありながら
業績伸張を果たしている事実に対する関心からだろう。
報道されるところによれば
徹底して議論を行うため朝9時開始から
深夜1時まで行うことも珍しくないという。
時間こそ長いが、決定を先延ばしにしないという考えでこういう形になったのだそうだ。
ときに土曜日終日を会議に当てることもあるという。
私はこれを聞いてこんな会社は真っ平御免だと思った。
どれだけ実効があるのかしれないが
生理的に無理と感じた。
私の心性として自分の貴重な時間が緩慢に消費されるのは我慢ならない。
限られた時間内で一定の結論を出す考えがない会議への参加など苦痛でしかない。
給料の高い人間を集めて長時間拘束など
どれだけ時間と労務コストを無駄にしているかわからない。
それに会議などというのは
出席者が多数でも
議案に関して本質な問題を理解している人間など数人しかいないのが実際である。
多くは観衆にとどまっていることが多い。
だいたい日本のホワイトカラーの生産性が問題視され
ワークライフ・バランスが関心を呼ぶ中で
土曜まで会議に狩り出す会社を取り上げる無定見は何か
会議というのは会社そのものである。
本当に会社の実態は主たる会議の運営を見ればわかることが多い。
ダメな会社はちゃんとダメな会議をしているから
すぐそうとわかるのである。
結局、長時間をかけてしか意思決定のコンセンサスをはかれないというのは
単にトップにリーダーシップが欠けているからではないのか
ぜひ長時間会議への参加を強いられている中間層の本音を聞いてみたいものである。