言葉が足りない。
人を動かす上で最も大事なのは「言葉」である。
仕組みや制度を整備し、幾ら精緻なシステムを作り上げても
説明不足、言葉が足りなくては人は動かない。
逆に多少制度に不備があっても
真意を十分に伝えれば、人は動く。
真意に邪まなところがなく、
それが互恵関係を構築するものであれば人は自発的に動きだす。
社員が思うように動かないと嘆くトップは
社員をなじる前に
言葉が足りているか考えるべきである。
真意を伝える努力を欠いて
動かないと嘆いてもそれは当たらない。
日本人は単一に近い民族で同じ言語を話し
暗黙のうちに相手の意図を解するというところがあるから
ややもすれば説明を欠く傾向がある。
しかし人間は理解し合うというのは難しい。
真意を伝えるためには相当根気よく話さなければ伝わるものではない。
結局人を動かすということ
すなわち経営の本質は
技術的なこともさることながら
どれだけ真意を伝える努力を重ねるか
これに尽きる気がする。
最近そう考え始めている。
優秀と言われた経営者で現場との対話を疎かにした経営者は存在しない。