正論の誤謬
世の中には外形的に正しい論旨というものがある。
いわゆる正論である。
しかし正論が実効性において常に最上とは限らない。
場合によっては実施しない方が無駄は少ないということも多い。
しかしなまじ論旨に不備はなく
また常識的理解においても正しいため
反駁を許さない。
また正論を盲信できる人間の精神構造は単純ときているから
主張も強く
往々にして正論が通ることが多い。
正論をぶつ人間に
暗黙知の知恵など理解の及ぶところではない。
どう考えても実効性は乏しいと思われるのに
外形的に正しく
推す人間が単純で押しが強いばかりに
これが通って壮大な無駄が生まれることがある。