ハンバーガーの教訓
- ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21 C 142)/原田 泳幸
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私はマクドナルドのハンバーガーはあまり好きではありません。
油のせいか食べると胸やけがします。
また従業員の犠牲の上に成り立つ利益追求は無意味であるとさえ思います。
しかしです。
一人の経営者がV字回復の実績を上げたのも事実で
その手法まで全面否定することはできません。
学ぶべきところは間違いなくあると手にしました。
経営上、何か参考になることはないかと
世評高い経営者の本をよく手にしますが
いざ読むと意外と特段目新しいことはないのが常です。
「基本に忠実」とかごく普通のことしか書かれていないケースが大半で
読むたびに思うのですが
この手の本の場合、一番大事なことへの言及を欠いています。
それは
業績がいい会社には
強力なリーダーシップの持ち主であるトップが必ず存在するということです。
世の中に様々な経営手法がありますが
革新的な方法というものは少なくて
結果を出したければオーソドックスな経営手法を実践するだけでいい。
しかしその実践こそが難しくて
実践するには、社内の誰もがその経営能力を疑わないリーダーシップが不可欠ということです。
これは意外と盲点のような気がします。
評価の高い経営者もわが身のことは当然なのか
この事実にふれることは稀です。
強力なリーダ-シップとは全体を俯瞰し
目標を達成するに適正な人物を選び
指示を具体的に出すこと。
業務の細部まで知る必要はありません。
成果のイメージを伝えるだけでもいい。
後はそれを受けて実行者が目的達成のために機能すればいい。
うまくいかない会社というのは
概ね指示が曖昧だったり、統率が不十分なため
指揮系統が乱れているということが多い。
会社としてのポテンシャルの問題より
コミュニケーション不全に起因する問題の方が多いように思います。