失業体験
今回失業を経験してわかったのは
やはり仕事をしていた方がいいということ。
仮に株の専業トレーダーとして生活が成立したとしても
社会性を失うとどこか歪むところが出てくると感じました。
また安定した収入がないというのはやはり不安なものです。
この経験で早期のリタイア願望はなくなり、
元気なうちは現役で働きたいと考えるようになりました。
日本は長寿社会
長寿がリスクとなる社会で
60で現役を引退して90まで生きたらどうする?という話です。
であれば70位まで現役継続
しかも収入ベースを落とさない人生設計をした方がいい。
年金とか期待できない将来であれば
幾ら貯えたところで、取り崩す一方の生活では、原資が枯渇する危険もあります。
からだの動かない年齢になって生活に困るような事態だけは避けないと悲惨なことになる。
(若いとまだ他人事と思われるかもしれませんが、この国は確実にその方向に向かっています。
自衛しないとオールド・ワーキング・プアになりかねない。)
そのためには資産運用も大事ですが
やはり年齢に関わらず他者に必要とされる能力を身につけるのが最大の防衛策だと思います。
新しい職場では私はかなり自制して
社内でそれなりの存在感を示すことに注力するつもりです。
もう早まったことはできない。
次に職を離れるようなことになると転落しかねない。
色々な理由はあるのでしょうが、日本の高い自殺率の一因を垣間見た気がします。
追い込まれると逃れようのない閉塞社会では選択肢が限られる。
年の瀬にふさわしい話ではありませんが
そういう感慨を持っただけでも失業には意味があったと思っています。