入社を見送った方がいい会社①-子会社
経験上、入社は見送った方がいいと考える会社について書きます。
私が2社目に入社した会社は、大会社の子会社で
単体でも業界3位のそれなりに大きい会社でしたが
歴代の社長はみな天下り、ときに重要なポストも親から派遣されるという会社でした。
入社時点では私も若かったので、人事上の不都合というのはあまり感じなかったのですが
ある程度の年齢になると
昇進昇格のシステム、役員人事というのは気になってきます。
経営の独立性は保持されているという話でしたが
現実問題としてプロパーの社長はいなかったので
実際には遠隔的に支配下にあり、親会社で権力闘争に敗れた人間が社長となる会社でした。
これはやはり著しくモチベーションをそぐものです。
だいたい子会社の事業に関して素人同然の門外漢が
いきなりトップに降りてくるので
経営がうまくいくはずもなく、
またやる気もあまり感じられませんでした。
ある天下りの役員から「僕はいつでも本体に帰る」という幼稚な発言を聞いたこともあります。
このとき思ったのは
やはり幹部のポジションが天下りで構成されるような子会社は避けた方がいいということです。
トップが最後の腰掛け程度の気分で天下るような会社が伸びるはずがありません。
毎日遅く社有車で出てきて、定時にはさっさと退社
トップセールスにもほとんど出向かない。
これで業績がよくなれば誰も苦労はしない。
よくこの親会社が主体のグループ会議で
子会社の業績低迷が問題になっていたようですが、
そもそもトップ人事に問題があるとは考えが及ばなかったようです。
- ¥1,260
- Amazon.co.jp