投資手法で会社を判断する。 | インディペンデントで行ってみよう!

投資手法で会社を判断する。


私は株式投資歴が20年以上あります。


つい忘れがちですが、再就職先を決める場合は投資の手法を用いることにしています。


よく投資で自分が入りたいと思う会社に投資せよと言いますが


その逆です。自分が投資したいと思う会社であれば入社するということです。


私の投資手法は、業績とテクニカルそして市場心理を総合的に判断するものですが


転職において最も重要なのは、業績です。


基盤のしっかりした大企業ならともかく


中小やベンチャーへの入社に当たって業績を確認しない人がいますが


これはあまりにも無謀です。


バランス内容を読むことはできなくても


最低限、足元そして前期の実績(営業収支は利益段階まで)を確認すべきです。


交渉によりますができれば口頭ではなく


資料で確認すべきです。(口頭ではドレッシングも可能なため)


業績の確認におけるポイントは

1.利益を計上しているかどうか?黒字かということです。
2.足元の月次も好調に推移しているか?
3.成長性があるか?


ベストは黒字で右肩上がりの成長をしている会社です。


よほどの理由がない限り、赤字の会社は避けるべきです。


私は基本的に先行投資負担が重い会社は避けています。


業績の確認をしたら、事業内容の確認です。


できれば市場全体が伸びている会社がいい。


市場が拡大傾向にある限り、多少経営が拙劣でも拡大余地はあります。


また市場が飽和状態にある会社でも、何らかの競争優位があって


確実に伸びている会社は考慮の対象になります。


厳しいのは市場が縮小傾向にあり、業界の中で特段の特徴がない会社です。


これは一つ間違えると入社しても仕事どころではなくなる可能性があります。


最後に確認すべきは経営者の資質です。


規模が小さい場合、会社が伸びるも伸びないも経営者次第です。


数回の面接で能力を見抜くのは難しいかもしれませんが


一つの判断として私はポジティヴなオーラを感じるかどうかを目安にしています。


何か成功しそうな人、前向きなエネルギーを感じさせる人ですね


こういうものは感覚的なものですが


しみったれた辛気臭い人間が社長をやっている会社はやはり伸びません。


ただ明るければいいということではなくて、聡明であることも大事です。


以上が投資の観点による会社判断です。


そう大きくぶれるものではないので参考にしていただけたらと思います。