求職者と採用サイドの認識の相違
両者の立場に立った経験から言うと
求職者と採用サイドの認識には相当の温度差があります。
差はあって当然なのですが、ともすれば求職者はこれを認識していない場合があります。
しかし求職者も立場を変えて冷静に見ることは必要です。
温度差の違いとは何か
休職者からすれば、限られた椅子を求めるので精神的に必死な面がありますが
採用サイドからすれば
求職者はその他大勢の一人に過ぎず、求人の要件を満たす人間がいればいい
それだけのことです。
募集の求人に合致する人間が見つかればいいのであって
求職者個人の職業設計やキャリアプランなどは選考と無関係です。
当然です。
従って書類での選考段階では、個々の求職者は「モノ」にも等しい存在です。
求職者に思い入れがあっても、それは関係のない話です。
このことをよく承知しておくべきです。
この認識の差を踏まえて
マッチングの是非判断の主体は求職者にあると心得るべきです。
あまり好きな言葉ではありませんが、いわゆる「自己責任」という奴です。
求職者は入社後どう扱われるかわからない不確かな立場にあるのですから
唯一決定権のある選考の段階で
仕事の内容、ポジション等をよく確認しないと判断を誤る結果となります。
入社した後、「話が違う」と言っても遅いのですから