思考は現実化するか | インディペンデントで行ってみよう!

思考は現実化するか


(前回の続き)


巷にあふれる成功本の多くには「思考は現実化する。」という基本的なテーゼがあります。


そういうテーゼを目にすると


私などはいつも考えるだけ、願うだけで希望が成就するなら


誰も苦労はしないと考えてしまうのですが


しかしそのテーゼに一定の真理があることもまた事実だと考えています。


昨今は「引き寄せの法則」という言葉が新たなキーワードとなっているようですが


やはり否定的な考えが希望に即した状況を引き寄せるということはないと思います。


引き寄せるという言葉には少し違和感がありますが


よくよく考えれば否定的な考えが基底にあって


積極的な行動はとれないので


結果として否定的な考えはその考えに沿った結果しか招来しない。


逆に肯定的であれば行動も積極的になり


希望に沿った結果が実現する。


そういうことではないかと思います。


やはりものは考えようで


ものごとの明るい面に目を向け、肯定的な考えを保つ方が


人生はいい方向にまわるようです。


ただ気持ちが落ち込んでいたり


あるいは身体の不調、偶発の事故に見舞われたときなどは


そう簡単にはそういう肯定的な心境にはなれないという難しさがあります。


こういうときにまで肯定的であれというのは無理な話で


そういう局面ではやはり時間経過による休息を必要とし


時間によって次第に心身が癒えた段階を待って


肯定的な考えを持つことを自らに課す。


そういう選択の意思が必要なのだと思います。


とかく頭のいい人はともすれば理性が災いして


ものごとを否定的にとらえがちです。


単純な人よりものごとを多角的に見て


予防的措置として全面的に肯定的には考えまいとする傾向がありますが


実は肯定的に考えて


結果がその反対であっても予想するほど落胆するものでもありません。


期待した結果でなければそのとき落胆すればいいだけで


あらかじめ全面的に信認することを恐れる必要はないと思います。


複雑な性格であっても


こと自分の将来に対しては単純に肯定的に考える。


そういう思考のスタンスが必要だと思います。


これは技術であると同時に意思の問題でもあります。


肯定的にも否定的にもとらえることが可能なことがらであったなら


自分の意思として肯定的にとらえる。


そしてその肯定的な考えにそった具体的な行動を起こす。


これを前向きな生き方と言うのではないでしょうか?


自ら好んで沈んだ心境を好む人もいますが


それはあまり幸福な人生を約束しません。


幸福な人生を送ることを望むのであれば


意思として肯定的な考えを保持し、発する言葉もけして否定的なことは口にしない。


これが単純ですが幸福な人生を生きるための一つの真実であることは確かなようです。

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