不安を楽しむ
無職になって風狂に生きるとか
暢気なことを言っているおめでたい中年と思われるかもしれませんが
不安を感じないわけではありません。
安定収入を欠くというのはそれなりに不安は覚えるものです
相場で稼ぐと言っても
勝つとは限らないし、下手をすれば資金を溶かします。
行き詰れば生活苦はては橋の下か樹海行き
そこまではないと考えるものの
夜中など不安に目が冴えることもあります。
しかし私はこう考えることにしています。
以前の私は見知らぬ街を歩き、居場所がわからなくなったり
クルマを運転していて隘路で迷ったりすると
若干パニックになるところがありました。
自分を制御できなくなって事故を起こしたこともあります。(自損事故)
しかしあるときから受け止め方を変えて
あわてることはなくなりました。
それは不安定な状況を楽しむということを発見したからです。
普段日常生活では多くのことは予定調和であり
ものごとは経常的に流れ
先の展開が読めないということはありません。
この場合、脳の活動も活発ではありません。
これに対して見知らぬ道に迷い込んだときなど
はたしてこの道でいいのか
目的地より遠ざかる一方なのではないかと不安になったりしますが
このとき脳は緊急事態ということでフルに活動を始め活性化します。
私はこれを「脳が喜ぶ」と表現していますが
先が読めない不安定な状態を脳が刺激と捉え活発になっているのが実感できるのです。
こういう捉え方を知って以来、私は迷ってもパニックに陥ることはなくなりました。
むしろ脳が喜んでいる状態がうれしくなりました。
普段あまり使わない脳です。
私に限らず使っているようで使う部分は限られているのではないでしょうか?
なにごとも適度に負荷をかけて使わないと劣化しますから
刺激を与える戸隅々まで血が巡り活発に動き出します。
不安な状況というのは非常に影響力の大きい刺激です。
私はこの状況を肯定的に好ましいと捉えることを知りました。
今の境遇もこれに近い状態です。
先が読めません。
自分が望むところへ再就職するのか
あるいは本当に趣味人として早期リタイアの人生を送るのか
深刻に捉えると精神的に危うくなりますが
この不安定な状況を楽しむと考えれば
また違った受け止め方もできます。
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