書類選考の合否を連絡してこなかった会社
30台半ばに某有名企業の中途採用に応募したことがあります。
当時は自分のキャリアプランも固まっていなかったので
処遇のいい人気企業に入社したいという一心で応募しました。
人気企業なので応募者は数千人にも及んだのでしょう。
書類選考の合否は、連絡ない場合は不合格というものでした。
そして連絡は待てど暮らせどなかったわけですが
私はこの扱いに今も憤りを覚えています。
それは確かに数千人単位ともなれば、
圧倒的多数の不合格の連絡に要する労力と経費も馬鹿にならないでしょう。
そのコストを省略したい気持ちはわかります。
しかし私は納得できません。
自社の利益のみを優先したその対応にこの会社の本質を見るからです。
私が採用の責任者であれば、たとえコストがかかろうと
当社に応募してくれた人に対しては、
いかなる非難も受けない誠意ある対応で臨みたいと考えます。
それが普通の良識と考えるからです。
何も個別に手厚く電話で連絡せよと言うのではありません。
書面で一筆「残念ながら貴意に添えない。」と伝えれば足りる話です。
なぜその労を惜しむのか。
この会社はその後、倫理が問われる問題が頻発し、
今もその利益至上主義の姿勢が問題視されています。
推して知るべし。
採用に関する対応もその本質的に不誠実な企業姿勢のあらわれと見て間違いないようです。
因みにその企業の経営理念は
すべての取引において、公正かつ誠実に行動し、信義を重んじ、
私利私欲を貪らず、社会全体からの信頼にこたえることだそうです。