無駄の効用
今日の日経朝刊スポーツ欄に、試行錯誤を重ねて名将の仲間入りをした
ダイヤモンドバックスのメルビン監督の記事がありました。
4年前初めて指揮をとったマリナーズ時代は
勝手がわからず試行を繰り返し、成績は低迷し途中解雇の憂き目にあったのですが
当時のメルビンはイチローへ初球から打つなという指示を出し
その指示が撤回されるまでイチローの成績が結果を伴わなかったことに対し
イチロー自身は
「野球っていうのは、無駄なことをしないと伸びない面がある。
だから(初球から打つなという指示が)回り道になったとは思わない。」と述べています。
野球に限らず、私も「無駄の効用」というものはあると思います。
もちろん最初から無駄と思って試行錯誤を繰り返すわけではありませんが
どういう方法が言いか、考え抜いた上であれこれ試してみる。
中には無駄になる方法も出てくるわけですが
その試行錯誤を経て結果が得られるのであれば
無駄になった方法も成功に至るプロセスの一つでけして無駄にはならないということです。
最近は、仕事術や成功の法則などなるべく労力を省く近視眼的な書籍が売れています。
読んでなるほどショートカットできるのであればそれはそれで合理的だと思いますが
その一方で自分の頭で考え抜いて、色々試行錯誤を繰り返して
結果を出すことも大事と考えています。
なぜならそれは読んで得た知識ではなく
身をもって実地で身につけたノウハウなので
その経験がその人の血肉の通った経験知そのものになると思うからです。
知識ではなく経験知として身につけたノウハウは非常に大きな強みとなります。