雇用されない生き方 「フリーエージェント社会の到来」
今日の日経朝刊一面「成長を考える」で
IC(インディペンデント・コントラクター=独立業務請負人)が取り上げられていました。
かつて「フリーエージェント社会の到来」2002年4月刊が出版されたときは、
- フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか/ダニエル ピンク
- ¥2,310
- Amazon.co.jp
まだ日本では一過性の話題にとどまり、時期尚早という感じでしたが、
ようやく制度面の環境が整ってきたこと(会社法改正等)、
潜在的なIC候補者が多く存在する団塊の世代の大量退職もあり、
多様な働き方の一つとして現実化してきました。
断言はできませんが、今後ICのような「雇用されない生き方」が一つの流れとなることは確かだと思います。
私もいずれは業務請負契約によって独立することを考えています。
私は主に次の4点の理由によって志向するようになりました。
① 時間ではなく成果・実績によって対価を得て、コントロール可能な時間を手中にしたい。
② 成果・実績に対する客観的な評価によって収入を増やしたい。
③ 永く一つの組織に従属したくない。
④ 業務請負という明確な契約形態に拠って仕事をしたい。
前から独立を志向していたわけではありません。
転職を重ねるうちに身につけた技能がたまたま切り売り可能なもので、
雇用されない生き方を知るに至り、自分もそうした生き方を志向できないかと考え始めたものです。
①会社員もフレックス等によって時間の拘束はだいぶ緩和されてきましたが、
それでも大半の人は就業時間に縛られます。
幾ら自分が効率的に仕事をしても、終業時間にならなければ帰ることは出来ません。
私にとって会社員をする上で最大の苦痛はこの自由時間の少なさです。
通勤時間も含めれば平日に自分が自由に出来る時間などわずかしかありません。
私はここを変えたいと考えていました。
時間ではなく成果によって評価されるのであれば時間の使い方は本人の裁量次第です。
効率的に片付ければ片付けるほど自分の自由時間は増えます。
ダラダラとした時間を送ることを嫌う私には是が非でも手にしたい環境です。
②対価は仕事に対してのみで受けたいと考えています。
上記の労働時間でいえば、組織に従属しているとどうしても長く働いていることが
「よく頑張っている」という評価になる面があります。
それを全面的には否定しませんが、合理主義者の私としては基準が恣意的な定性評価より、
あらかじめ請け負った業務の内容で評価を受けたいと考えています。
③組織に従属していると、したくない仕事を強いられます。
私は部下の人事考課・業績評価等が苦痛で仕方ありません。
できればそういうことはしたくない。
自分が得意とする仕事、好きな仕事に従事して対価を得たいと考えています。
組織内の階層、肩書き等にはあまり関心がありません。
地位に縛られ、したくない仕事に時間を費やすことはできれば避けたいと考えています。
さらに一つの組織しか知らないとその組織内でしか生きられない人間にもなりかねません。
常に新しい刺激を受けたい私としては、毎日同じ事務所に出向き、
同じ顔ぶれで同じ仕事をするより、折々環境が変わる職場の方が魅力的だと感じます。
④契約という明確な規定によって仕事をしたいと考えます。
請負契約となれば仕事の対価は、その仕事の結果によってはかられます。
根拠のよくわからない人事考課等で処遇が決定されるより、
客観的指標で評価を受ける方が納得感は高く、また正当な対価の要求、交渉も可能と考えます。
上記が志向の理由ですが、いいことばかりではありません。
不安を覚える点は、現収入を下回ることなく、独立したいと考えていますが、
最初から安定顧客を確保できるとは限りません。
この場合最大のネックになるのは、新規顧客開拓です。
そう簡単に顧客を獲得することはできないと考えます。
また契約を解除されるといきなり減収、無収入というリスクも覚悟しなければなりません。
契約先を開拓、維持できるか? この辺が最も不安を覚えるところです。
その他不安な点を上げればきりがありませんが、
私はこれから難しい時間を迎える年代なので、転職というワンクッションを置いて、
準備を併行し、いずれ独立が出来ればと考えています。