金曜日のお昼、突然飛び込んで来た訃報・・・。

 

その後、各メディアで様々な記事や番組などで

取り上げられる度に

 

小林麻央さん死去というこの文字が

あまりに辛く、信じがたい気持ちで

いっぱいでした。

 

私自身、部位は違いますが

同じ婦人科のがんを経験したということ

今、よつばの会を主宰していることもあって

 

麻央さんの事は決して他人事ではなく

よつばの会のメンバーからも、一様に麻央さんの回復を

心から祈っている声が沢山聞かれました。

 

ブログを開設されてから

拝読させていただき、日々の様子を

陰ながら感じて、応援していました。

 

飾らない、そのままのその時の気持ちを率直に

伝えてくれる麻央さんの言葉一つ一つが

 

時に「うわ〜、わかるわかる!」と共感したり

 

時に「おお〜、なるほど!」と

目から鱗のような表現があったり、

 

ぐっと胸に迫るような言葉が並んでいたり

 

麻央さんの聡明さ、人間としての優しさや謙虚さ

強さ、たくましさが

 

沢山詰まっていて

 

気がつくと、病気云々を差し置いて

麻央さんの文章に引き込まれていた

 

私もそんな1人です。

 

 

今回日本中に駆け巡った麻央さんの訃報

 

海老蔵さんの会見よりも早く速報として流れ

私たちの耳に届く事になってしまいました。

 

報道の仕方、内容、姿勢など

色々な意見が各方面で飛び交っていましたが

 

確かに度を超した取材、確証がない段階での報道は

決して肯定できるものではありません。

 

でも、私も7年前に自分の病気を公表した者として

思う事は

 

「さらけ出す覚悟」

 

私の病のことを、体のことを

心の動きを

 

悲しみも悔しさも苦しさも

喜びも嬉しさも歯痒さも全部

 

聞いてもらい

見てもらい

知ってもらう

 

そして、何か

何でも構わないので何かを感じてもらいたい

 

知ってもらう事で何かの力になれるのなら・・・

誰かの大切な情報の一片になれるのなら

 

その思いはきっとどこまでも透明で

何色にも染まらない

そのまんまの思い

 

これは私の考え、思いなのですが

もしかしたらきっと、麻央さんにも

同じような気持ちがあったのかもしれないなと

勝手にブログを拝見していて感じていました。

 

今、私が並べた思い以上の

強い覚悟をもって麻央さんは病と立ち向かい

そしてブログを通じて

「今」の自分を伝え続けてくれたのだと。

 

なので、私は麻央さんの伝えたかった事

発信し続けてくれた勇気、覚悟、強い思いを

きちんと受け止めたいですし

時間をかけて、自分の中できちんと消化し

何かをしっかり感じたいと思っています。

 

誰かのために。

 

誰かのために生きる事

 

それが、自分でも信じられないくらいの力を生み出す

ことを、がんを経験して知りました。

 

その気持ち、パワーは枯れる事なく

いつまでも燃え滾り、私を温かくしてくれているから

それに反して体が言う事を聞かなくなる現実は

どれだけ切なく、悔しかったか・・・

 

そして何よりも

ご家族を思う気持ち

 

母親としての気持ち

妻としての思い

娘として、妹として・・・

 

ごめんね

 

という気持ちが痛いほどわかる気がして

 

いっぱいいっぱい

色んな感情と向き合って

グルグルと答えの出ないことを一日中考えて

 

途方に暮れて

 

でも、やっぱり前に進むと

頑張る事に決める

 

それが生きることだから

 

麻央さんは全身全霊をかけて

その姿を、心の中の思いを

届けてくれていました。

 

その美しく強く光り輝く存在は

色あせることなく、決して忘れる事はないでしょう。

 

こんなに綺麗でまっすぐで

可憐で清純な小林麻央さんの魂が

ずっとずっと安らかに

これからも大切な家族の皆さんと共にありますように。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。