皆さんおはようございます~!



昨日はあさイチ出演後、新橋へ移動して、「がん検診50フォーラム2012」に出演して

きました。先日ブログでも予告していたイベントです。



その模様がYahoo!トピックスに掲載されています!!

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/illness_and_injury/?1331023792



昨日の夜従姉妹と久しぶりに食事をしたら、会うなり「ヤフトピに載ってるね~」と言われ、

ビックリ!ブログのコメント数がちょっと増えていたので、なんでだろ?と思っていたら・・・

こういうことだったんですね!



メディアの力の大きさを改めて感じました。

コメント下さった皆様、本当にありがとうございます。後程ゆっくりお返事させてもらいますね。



昨日は、東大病院の中川恵一先生司会のもと、HOPE★プロジェクト理事長桜井なおみさんや、

ネスレ健康保険組合中原伸二さん、大和証券の安藤宜弘さんらと共に参加してきました。





それぞれの企業が、社員さんに向けてがん検診や健康を促す取り組みを行っているんですね。

会社で人間ドックやがん検診を行ったり、皆で禁煙に取り組んだり、女性社員に向けては

子宮頸がんワクチンを接種したり。

企業にとって社員の人たちが心身ともに元気でいることが何よりも大切ですものね。



私も微力ながら、呼んで頂いた地域に足を運び、検診の重要性をお話しさせて頂いています。

それは、一にも二にも、ガンという病気は早期発見早期治療が鉄則だからなのです。

私も30歳の子宮頸がんの時は、あっという間に治療が終わり、正直「な~んだ」くらいにしか

感じませんでした。若かったのもあり、ガンという病気からさっさと逃げてしまいました。

この時に、ガンをもっと理解していれば・・・私は逃げることなく主治医の先生の言うことを聞いて

きちんと検診を受け、治療を受けていたでしょう。

後悔してもしきれない思い。もっと早く検診に行っていれば・・・もっと早く子宮を全摘していたら。

抗がん剤という辛い治療を受けることもなかったでしょう。



そして、ガン=死というイメージも、払拭したいと考えます。

まだ早期に発見でき、早期に外科手術や放射線治療が出来た場合、本当にあっという間に

治療は終わり、完全にガンを退治できるという現実です。

今はもう、ガンは不治の病ではないのです。



これまで何度か中川先生と講演でご一緒させて頂き、とにかくまずはガンという病気はなんだ?

と「知る」ことが何よりも大切だと痛感しています。

知れば、色んなことが見えてきます。自分の体の状態と照らし合わせ、主治医の先生とも

冷静に、どんな治療が最も有効なのか考えることができます。



知らずに、「ガンですよ」と宣告を受けた途端、自分はもう死んでしまうのではないか?という

思いに捉われてしまう方も多いと思います。

でも、ステージが0期や1期など本当に初期のガンであり、適切な治療を受ければ、

しっかりと治すことが確率としてかなり高い病気なのです。

(もちろん、ガンが出来た部位、場所、ガンのタイプや進行度などにもよります)



私は、30歳の時に子宮頸がんの扁平上皮がん1a期と診断を受けました。

既に円錐切除という術式で悪い所は切除したあとでしたが、医師からは子宮全摘を

勧められました。

ただ、年齢的にどうしても子宮を全て取ってしまう勇気がなく、2度目の手術を見送ってしまい、

その後体調も良くなったこともあり検診から足が遠のいてしまった経緯があります。

そして約5年後の35歳の時に、再度子宮の頸部と体部にガンが見つかりました。

併発という非常に珍しい形でした。今度は腺癌という悪性度の高いガンということが

わかりました。

子宮どころか、卵巣や卵管、骨盤内のリンパを広範囲に切除しなければならないほど

ガンは進行していました(私は主治医の先生の判断と自分の意思により卵巣は温存)

そして、リンパ節に転移が見つかり、大きな手術の1か月後には抗がん剤治療を

受けなければならない状況でした。



ここまで説明すると、大体の方はこう言います。

「どうして最初の子宮頸がんの時に、子宮を取っておかなかったの?」



そうなんです。本当にその通りなんです。

その時点であれば、子宮を単純に切除する(お腹は切らないといけませんが)手術で

きっとすべてが終わっていたんです。



でも、当の本人は「もう悪い所は円錐切除で全て取ったんだから、大丈夫でしょ」と

信じて疑わなかった。



これが「無知」ということなんです。

ガンという病気の本質を知らないが故に、過信してしまったわけです。

もし、私がもう少しガンについて今くらいの知識があれば、初発(最初にガンが出来た段階)の

時点でいかにガンを叩くことが重要かわかるわけです。



中川先生の著書「がんのひみつ」(朝日出版社)の中で、がん細胞をかごの中の鳥と

例えている箇所があります。(ひみつ36)

早期のがんの治療は鳥かごの中の鳥を捕まえるようなもので、比較的簡単です。

リンパ腺にまで転移したある程度進行したがんは、鳥が鳥かごから出て部屋の中を飛び

周っているような状態。鳥かごに入っている時よりは大変ですが、頑張れば捕まえらえる

でしょう。他の臓器などに転移したがんは鳥が部屋の窓から外に出て行った状況に

似ています。こうなると鳥を捕まえることは難しくなります。

それでも、たまたま鳥が部屋に戻ってくる確率もゼロではありません。これが末期がんからの

生還です。



私はこのがんをかごの中の鳥に例えている説明がとっても理解できました。

私のがんは、部屋の中を飛び回っている鳥だったのでしょう。。。

今の所、手術と抗がん剤で子宮のガンは捕まえられている状態です。



ただ、またいつ、鳥が鳥かごを飛び出すのかは誰にもわかりません。

がん細胞は誰しもが1日に何千個と発生しているといいます。でもその異常な細胞を正常な

闘う細胞がやっつけてくれるのです(人間の免疫システムですね!素晴らい!!)



今はどこも悪くなくて元気でも、いつどこでがん細胞が勝ってしまう瞬間があるかもしれない

のです。これは決して脅しているのではなく、それだけ誰しも可能性を持っており、

それを意識することで、検診を行い定期的にチェックすることを強くお勧めしているのです。



これからの私がもっと成長し、勉強し、皆さんにもっともっと有効な情報や、経験をお話

できる人間になれたら・・・と思っています。

まずは、婦人科のガン特に原因がはっきりしている子宮頸がんについての正しい知識、

検診を受ける意義などをしっかりと伝えていくことが急務かと感じています。



このブログ、あるいはよつばの会のHPにて、地道ではありますが、一人でも多くの女性が

自分の体としっかり向き合うきっかけの一助となることを切に願っております。



悩みをぶちまける場所でもいい、落ち込んだ時にちょっとでも元気になれる場所になれたら。

これ以上の喜びはありません。

女性のこれからの未来を少しでも明るく出来る場所でありたいです。

お子さんが出来ずに悩んでいる方。私は子宮を取ったことにより、子供が産めません。

それにより様々な思いを抱き、様々な局面を自分なりに乗り越えてきました。

いずれはそのような女性ならではの思いも、皆さんにお伝えできたら・・・と思っています。



気づいたらめっちゃ長くなってたけど~

言いたいことは半分にも満たないです(汗)



今後も、色んな情報、思いなどを綴っていきますので末永く宜しくお願いします。