最初の挨拶でしょうか。
食事中の会話でしょうか。
それとも、お店選びでしょうか。
もちろん、どれも大切です。
でも、私が婚活アドバイザーとして注目しているのは、実はデートの最後の10分です。
なぜなら、帰り際には、その人の気遣いや本音、そして相手に対する思いやりが自然と表れやすいからです。
デート中は会話を盛り上げようと頑張っていても、帰り際になると緊張が解け、普段の自分が出やすくなります。
そして女性にとっても、最後に交わした言葉や表情が、その日の印象として心に残ることがあります。
今回は、女性が「また会いたい」と感じる男性の帰り際について、お話ししたいと思います。
■ 楽しかった気持ちは、言葉にしなければ伝わらない
例えば、食事が終わって駅に向かうとき。
男性が、
「今日はありがとうございました。では、また」
と言って、そのまま帰ってしまう。
決して失礼ではありません。
時間を守り、丁寧に挨拶もしています。
でも、少しもったいないと思うのです。
せっかく楽しい時間を過ごしたのなら、その気持ちを最後に伝えてほしいのです。
「今日は本当に楽しかったです。〇〇さんのお話、もっと聞いてみたいと思いました」
「今日お話しできてよかったです。あっという間でしたね」
そんな一言があるだけで、女性の受け止め方は変わることがあります。
特に男性は、好意を伝えることを大げさに考えすぎる傾向があります。
「まだ1回しか会っていないのに、そんなことを言っていいのかな」
「積極的すぎると思われないかな」
「相手がどう思っているかわからないし……」
そう考えて、結局何も言わずに終わってしまう。
でも、好意を伝えることと、相手に交際を迫ることは違います。
楽しかったことを素直に伝えるのは、相手への感謝でもあるのです。
もちろん、無理に褒めたり、思っていないことを言う必要はありません。
「今日はお会いできてよかったです」
それだけでも十分です。
大切なのは、相手と過ごした時間を大事に思っていることが伝わるかどうかです。
■ 帰り際に表れるのは、相手のペースを尊重できるかどうか
もう一つ大切なのが、別れ際の時間の使い方です。
例えば、女性が帰りの電車を気にしているのに、男性が話を続けてしまう。
本人は「もう少し一緒にいたい」と思っているのかもしれません。
でも、女性にとっては少し困ってしまうこともあります。
特に婚活では、お互いに仕事や予定がある中で時間を調整して会っています。
翌朝早くから仕事がある方もいれば、帰宅後に済ませたい用事がある方もいるでしょう。
そんなとき、
「そろそろお時間ですね。今日はありがとうございました」
「帰りは大丈夫ですか?気をつけて帰ってくださいね」
と、相手が帰りやすい雰囲気を作れる男性は、安心感を与えます。
私は、ここに大人の気遣いが表れると思っています。
相手を大切にするというのは、自分が一緒にいたい気持ちを優先することではありません。
相手の事情や気持ちも尊重できることです。
楽しい時間だったからこそ、最後まで気持ちよく過ごしてもらいたい。
そんな余裕のある男性は、女性にとっても魅力的に映るのではないでしょうか。
■ 「駅まで送ります」にも、ちょうどよい距離感がある
デートの帰り際、男性からよくご相談いただくことがあります。
「女性を駅まで送った方がいいでしょうか?」
もちろん、駅まで一緒に歩くこと自体は自然なことです。
ただし、ここでも大切なのは相手の気持ちです。
例えば、
「駅までご一緒しても大丈夫ですか?」
と一言確認する。
女性が快く応じてくれれば、一緒に歩きながら今日の感想を話すのもよいでしょう。
一方で、
「ここで大丈夫です」
と言われたら、無理に送ろうとせず、笑顔でお別れする。
このような小さなやり取りにも、その人の人柄は表れます。
女性によっては、まだ距離感がつかめない段階で長く一緒にいることに緊張を感じる方もいらっしゃいます。
特にプレ交際の初期は、まだお互いを知っている途中です。
親切のつもりで行ったことが、相手にとっては負担になる場合もあります。
だからこそ、気遣いは「何をしてあげたか」ではなく、「相手がどう受け取るか」まで考えることが大切なのです。
■ 次のデートにつながる男性は、最後に少しだけ未来の話をする
女性から交際希望をいただきやすい男性には、帰り際の会話が自然な方もいらっしゃいます。
例えば、デート中に女性が、
「最近、イタリアンのお店を探しているんです」
と話していたとします。
帰り際に、
「さっきお話しされていたイタリアン、今度ご一緒できたら嬉しいです」
と伝える。
あるいは、
「今日お話ししていた映画、私も気になりました。また感想をお話しできたらいいですね」
と、会話の続きを感じさせる。
こうした言葉には、二つの意味があります。
一つは、今日の会話をきちんと覚えていること。
もう一つは、また会いたいと思っていることです。
女性からすると、自分の話に興味を持ってくれていたことが伝わり、嬉しく感じる場合があります。
ただし、ここで注意したいことがあります。
それは、その場で次の約束を決めることにこだわりすぎないことです。
「来週はいつ空いていますか?」
「土曜日と日曜日ならどちらがいいですか?」
と、女性がまだ考えている段階で次々に質問してしまうと、返答に困らせてしまうこともあります。
もちろん、お互いに気持ちが盛り上がっていて、自然に次の予定が決まるのであれば問題ありません。
でも、相手の反応が慎重な場合は、
「またお会いできたら嬉しいです」
と伝えるくらいでも十分です。
次のデートにつなげたいからこそ、相手が自分の気持ちを整理できる余白を残しておきたいですね。
■ 女性も「楽しかった」を伝えてほしい
ここまでは男性のお話を中心にしてきましたが、女性にとっても帰り際は大切な時間です。
婚活では、男性が女性を誘い、次のデートを提案する場面も多くあります。
ただ、男性も決して自信満々というわけではありません。
「今日は楽しんでもらえたのかな」
「自分ばかり話してしまったかもしれない」
「また誘っても迷惑ではないだろうか」
そんな不安を抱えている男性もいらっしゃいます。
特に真面目で慎重な男性ほど、女性の反応を気にする傾向があります。
だからこそ、女性も楽しかったのであれば、ぜひ言葉にしてみてください。
「今日は楽しかったです。またお話ししたいです」
「素敵なお店を選んでくださって、ありがとうございました」
そんな一言が、男性にとって大きな励みになることがあります。
笑顔で手を振るだけでも、温かい印象が残ります。
婚活では、男性だけが頑張る必要はありません。
お互いが少しずつ気持ちを伝え合うことで、安心して関係を深めていけるのだと思います。
■ デート後のLINEも、帰り際の印象をつなぐ大切な時間
そして、帰り際とあわせて意識していただきたいのが、デート後の連絡です。
例えば、帰り際には楽しくお別れしたのに、その後まったく連絡がない。
女性としては、
「あまり楽しくなかったのかな」
「社交辞令だったのかな」
と感じてしまうこともあります。
反対に、帰宅後やその日のうちに、
「今日はありがとうございました。〇〇のお話がとても楽しかったです。気をつけてお帰りくださいね」
とメッセージが届くと、丁寧な印象につながります。
ここでも、長文を書く必要はありません。
大切なのは、今日の時間に対する感謝と、相手を気遣う気持ちです。
ただし、返信がすぐに来ないからといって、何度もメッセージを送るのは控えたいところです。
相手にも生活のペースがあります。
連絡の頻度やタイミングも含めて、お互いが心地よい関係を作っていくことが大切です。
■ 帰り際に「答え」を求めすぎない
最後に、ぜひ意識していただきたいことがあります。
それは、デートの帰り際は、相手の気持ちを確認する時間ではなく、相手に気持ちよく帰ってもらう時間だということです。
婚活では、どうしても結果が気になります。
「次も会ってくれるだろうか」
「自分のことをどう思っているのだろう」
「ほかにも交際している人がいるのかな」
そんな気持ちになるのは自然なことです。
でも、帰り際に、
「今日のデートは何点でしたか?」
「僕のことをどう思いましたか?」
「次も会ってくれますよね?」
と答えを求められると、女性は困ってしまうことがあります。
まだ自分の気持ちがはっきりしていない場合もあるからです。
プレ交際は、お互いを知りながら相性を確かめていく期間です。
一度のデートで、すべてを判断する必要はありません。
だからこそ、
「今日は楽しかったです。またお会いできたら嬉しいです」
と、自分の気持ちを素直に伝える。
その方が、相手も自然に次のことを考えやすくなります。
自分の気持ちを伝えながら、相手の自由も尊重できる。
そんな姿勢が、信頼関係を育てていくのではないでしょうか。
■ 女性が覚えているのは、完璧なデートよりも心地よい余韻
婚活では、男性が一生懸命デートプランを考えることも多いと思います。
人気のお店を予約したり、会話の話題を準備したり、服装に気を配ったり。
その努力は、もちろん大切です。
でも、どんなに素敵なお店で食事をしても、最後に慌ただしく別れてしまったり、相手の都合を考えずに引き止めてしまったりすると、少し残念な印象が残ることもあります。
反対に、特別な場所ではなくても、
「今日は楽しかったです」
「気をつけて帰ってくださいね」
と、笑顔で気持ちよくお別れできれば、その日の時間が温かい思い出になることもあります。
結婚生活も、実はこうした小さな気遣いの積み重ねです。
相手の気持ちを想像すること。
感謝を言葉にすること。
自分の希望だけを押しつけないこと。
デートの帰り際に表れる姿勢は、結婚後の日常にもつながる部分があると思います。
そして何より、女性にとって「また会いたい」と思える男性は、必ずしも会話が上手な男性や、女性を楽しませることに長けた男性とは限りません。
一緒にいて自然体でいられる。
自分のペースを尊重してもらえる。
そして、別れたあとに少しだけ温かい気持ちが残る。
そんな男性との時間は、また過ごしてみたいと思えるものではないでしょうか。
デートの最後に残したいのは、強い印象ではありません。
「ああ、今日は楽しかったな」
そんな温かい余韻です。
その余韻こそが、「また会いたい」につながる大切なきっかけになるのだと思います。
■ 婚活がうまくいかない理由は、小さなところに隠れていることも
結婚相談所で活動されている方の中には、
「お見合いでは交際が成立するのに、2回目、3回目のデートにつながらない」
「自分では楽しく話せたと思ったのに、お相手から交際終了の連絡が来てしまう」
「何を改善したらよいのかわからない」
と悩まれる方もいらっしゃいます。
その原因は、必ずしも年収や容姿、会話の内容といったわかりやすい部分にあるとは限りません。
表情や言葉の選び方、相手との距離感、帰り際の振る舞いなど、ご自身では気づきにくい小さな部分が影響している場合もあります。
ハッピーカムカムでは、単にお見合いの機会をご紹介するだけでなく、交際中のお悩みや、お相手とのコミュニケーションについてもアドバイスを行っています。
お見合いやデートを振り返りながら、ご自身の魅力がより自然に伝わる方法を一緒に考えていきます。
婚活は、無理に自分を変えることではありません。
ご自身の良さを大切にしながら、相手に伝わりやすい形に整えていくことも大切です。
これから婚活を始めたい方はもちろん、現在の活動が思うように進まず悩まれている方も、ぜひ一度ご相談ください。
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