あの頃の私は、
“理由のわからない不安”と一緒に生きていた。
――このままで、本当にいいの?
その問いかけは、静かで、でも逃げられないほど強かった。
そんな心の揺れと向き合っていた時、
私の中でそっと芽を出していたものがある。
それが、
“見えない世界”への興味 だった。
思い返せば私は、昔から占いが好きだった。
悩めば占い館へ行き、気になることがあれば
ネットで占いを調べたりもした。
でも、それはただの“好き”の範囲だった。
私はさっそく気になってる人たちの
スピリチュアル講座や個人セッション
カードリーディング講座を受けたのだ。
”スピリチュアル能力があればいいな”
”見えない存在と話せたら、悩みを聞いてもらえるのにな”
最初はそんな軽い好奇心だった。
気づけば、先生は三人もいた(笑)
どの先生にも言われたのは同じだった。
「一人暮らししてみたら?」
「そろそろ自立したほうがいいよ。」
その言葉は、胸の奥に刺さった。
素直に言葉を受け取れない私がいた。
わかっている。
それは、自分の触れてほしくない問題を言われてしまったから。
実際に言われるとどうしても
嫌になってしまう。
本当は
変わりたかったはずなのに。
でも
その裏には、もっと深い理由があった。
“楽に誰かに人生を変えてほしい”
“自分を変えなくても、導いてもらえるはず”
そんな甘えを、私はどこかで
抱えていたのだ。
だから私はもう一度、自分にこう言い聞かせてしまったのだ
「もう変わらなくてもいいや。
今のままでも、そこそこの幸せは手に入る」
そして——
“自分と向き合うことをやめてしまった”
でも
しばらく時間がたっても、
“変わりたい”という気持ちは完全には消えなかった。
むしろその頃から、
仕事も恋愛も家族関係も、なぜかうまくいかなくなり始めた。
逃げても逃げても、
心の奥の声は追いかけてきた。
「私は…このままでいいの?」
そう思った時、私は再び講座を受ける決意をした。
今度は、誰かに変えてもらうためではなく、
自分の人生を、自分で変えるために。
その講座を受けていく中で、
私はスピリチュアルの本当の意味を知ることになった。
それは、特別な力でも、奇跡でもない
ずっと自分の内側にあった、
“本心”と“感性”に気づくことだった。


