○○無料、という謳い文句は日常の景色となってしまった昨今、無料文化はエスカレートする一方、感謝というものが反比例して減ってしまう風潮にあるだろう。

つまり無料は当たり前であり、感謝するべき事ではないのである。

そういった日常がある中、親として存在する人も、また、無料社会の一員であることに違いはないのである。

人の欲は限界がない、もっともっとである。

欲自体が悪いのではない。

むしろ欲がなければ死んでしまうのだから。
だとしても、当たり前という無意識ほど怖いものはない。

一見、無関係のように思うかもしれないが、一つの弊害としては識別能力の低下があるだろう。

具体的に言えば、モンスターペアレントがそれに当たる。

つまり、「自分が困る(子供が困る)から、申し出る」のがその言い分であった時、「果たしてそのことを申し出ることが妥当かどうか」ということはもはや認識できない状況にあると言える。

この現象のそもそもの発端は、実は過去に遡り根深いものがあると推察しているのだが、その内容は別の機会にするとして、とにかく、自己中心的な人間を増徴させる一つの原因は、感謝の文化の衰退にあることだけは、間違いのない事実であろう。