ボランティアさんについて | YUKAのおもちゃ箱

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≪2012年4月20日≫
ボランティアさんについての質問を受けることがあります。
今までは、頂いたメールに対してお返事を差し上げていましたが、度々頂く質問なので、記事にしたいと思います。

ボランティアさんの受け入れは学校により様々
入学時の校長先生
教育委員会などから派遣されるボランティアさんを受け入れていらっしゃったように思います。当時、「抽選に当った」と仰いました。学校側が希望すれば必ず派遣されるものではないようでした。
また、クラスに入るボランティアさんは、「クラスの支援であって、個人の支援ではない」と明言されました。

2・3年生時代の校長先生
教育委員会からのボランティアさんのみならず、大学・地域・シルバーカレッジ・保護者などなど、多方面にアプローチをし、ボランティアさんを獲得することに積極的でした。また、個人的にボランティアさんと契約することも認めてくださいました。

4・5・6年生の校長先生
「学校は親と離れて学習をする場」と仰り、普通クラスに在籍する児童の親が小学校に付き添うことには不賛成のようでした。
親が個人でボランティアさんを捜してくること対しては寛容でした。
2・3年生時代の校長先生と同様に、ボランティアさんを入れることに積極的な先生だったと思います。
また、高学年は教科担任制だったので、手の空いた他クラスの先生を、有香の付き添いに回してくださることも多くありました。
また、宿泊学習には必ず、普通クラス在籍の有香にボランティアさんをつけて下さいました。

同じ市内でも、ボランティアさんを入れることに対して消極的な小学校もあり、毎日子供と一緒に登下校し、授業を受けていた友人もいます。
また、学生ボランティアを入れることに積極的な地域(都市)や大学があります。
この場合、学生さんは、卒論に経験をまとめたり、教職の採用試験で経験を書けるというメリットがあります。

ボランティアと一口に言っても、有料・無料、いろいろだと思います。
ちなみに、学校での活動を目的にかけるボランティア保険は、ボランティアによる収入があっても入れます。この場合の収入額は、県が定める最低賃金をさします。ゆえに、『ボランティア』=『無料』とは限らないと思います。
また、給食費は自己負担なので、場合によってはボランティアさんの持ち出しになる場合もあるかと思います。

どうやって有香のボランティアさんを探したのか?
私は、有香が2才の頃からお世話になっていた大学の先生にボランティアさん探しをお願いしました。
ボランティアをしてくれるなら誰でもいいというわけにはいきません。学生さんの資質がとても重要です。
やはり、教職を目指す学生さんがいいと思います。教育実習に行った経験があれば、先生方は安心されます。
また、大学などの窓口があった方が、何か問題が発生した場合、ボランティアさん・学校・保護者、全てにとって便利なのではないかと思います。
ちなみに、有香が個人的にお世話になったボランティアさんは、最初の人がソフトボール部の学生さんだったので、ソフトボール部の先輩から後輩へと受け継がれたため、二人目からは人探しの苦労はありませんでした。