『箱折り』が好きでない理由 | YUKAのおもちゃ箱

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ダウン症があるために筋力が弱い子供の運動機能の発達を促す遊具、
知育に役立つ手作りおもちゃ、言葉や数を理解するためのオリジナル教材の作り方、成長記録などをご紹介しています。

《令和元年7月28日・社会人2年目》


カードの装飾に使うために、カップケーキを試作してみました。
紙の色や装飾を変えたら、沢山のバリエーションができると思ったので、有香にデザインを考えさせることにしました。

結構楽しかったようです。
私とおしゃべりをしながら、沢山作りました。
母親「しんどかったら休憩してよ」
有香「大丈夫」
有香「箱折りが嫌いなのは、考えながらできないから」
(決まった手順で黙々とこなし、自分のアイデアを入れられない…という意味)
母親「有香ちゃんは、自分で考えて作るのが好きなの?」
有香「そう」
有香「それに、お母さんとおしゃべりしながら作るのも楽しい」
母親「(事業所での)作業は黙ってやるの?」
有香「そう。手を消毒して、キャップもかぶるねんで」

2時間ぐらいかけて有香が作ったカップケーキです。
味は、
白      バニラ
黄色  バナナ
赤      木苺
紫      イチジク
水色   サイダー
茶色    チョコレート
だそうです。



10年以上前になると思いますが、ダウン症のある青年女性が作業所で働く様子のテレビ番組を見ました。
ネジで何かを組み立てていたと思います。
事業所のスタッフが、一個づつ仕上げるように指導していました。
しかし、彼女は、二個を一緒に仕上げた方が効率が良いと思い、二個同時に作業を進めていました。
スタッフは、余計なことをせずに、言われた通りに一個づつ仕上げるように、厳しく注意をしていました。

実際、
言われたことを、言われた通りにするのが好きな人もいます。
しかし、自分で効率の良い方法などを考えたい人もいます。
難しい問題ですね。