とりあえず完走。記憶がホットな今記す。


去年、飛騨高山100キロ、丹後60とリタイアが続いていたから今回は絶対完走したかったので距離短めの62キロの部にエントリーした。


62キロの部だと富士五湖のうち河口湖、西湖、精進湖の三つをまわる。気持ち的には五湖を周りたいがそれだと118キロの部になってしまう。


朝、6時50分スタート。気分的にはフルマラソンと同じ感覚で30キロ超えてから苦しむだろうというのと気温の高さによる歩みの重さも予想していた。2年前に高山のウルトラの100を走った経験は大きく。距離が長くてやばいという心理的なしんどさが薄くなっている。フルマラソンの時も42の長さはウルトラやったおかげで薄くなっている。

と感じた。

時間を争うのではなく完走すればいいやという感覚なのでフルほどの緊張感はない。

スタート時、整列してると隣でフルほど緊張しないと言ってた人がいたので同じだなと思いました。


で、前日の甲府の昼は29度、車の中にいると30度。天気は下り坂。

なんかやばいなと思いポンチョを購入。当日は準備していた長袖をやめて半袖。富士吉田の駐車場に降りた時は、ちょっとした寒さで長袖を着てこなかったことに後悔。

結局はいらなかった。


6時50分スタート。

最初は1キロ近くゆるゆると登り。全然気にする登りではなかったしそこからは河口湖までずっと下り、これが後々キツくなることは走っていて感じた。ずっと狭い歩道を走るので人間が団子状態。

このスローペースに乗っかって走ればいいのだが、もどかしくなりついつい人を抜かして前に出ようとしてしまう。


個人的に注目していた河口湖大橋をわたり河口湖の北岸を西湖に向かって西へ。

2014に渡ったよな。


河口湖からはやはり湖越しの富士山が気になり

左を気にしながら走る。


もうフルマラソン的距離。



ここ富士五湖のエリアは自分が車であちこち行き始めたきっかけの場所のひとつ(もう一個は伊豆)

なので、どの景色を見てもお久しぶり感が強いので走ってても気を紛らすことができた。

河口湖


コースからそれて大石公園に入る。そこにはこんなものがある。

三角の下に。

加賀富士 白山 大門山がエントリーされてなかった。

まだ余裕あり。


ウルトラはいつでも歩けるから楽と言ってるけど周りのランナーが走りをみてると、つられて走りモードになってしまう。そして抜かしたくなってしまう笑


河口湖からひとのぼり。流石にここは歩いた。


そのあとは西湖。だんだん陽が射すようになり湖も綺麗に見えるようになる。

富士山はちらちら雲間から見える。


最後に入ったあたりで20キロ。今回は2.5キロちょいでエイドが出てくるので適度に補給しやすい。この大会、オレンジ、レモン、ブドウなどの果物が毎度食べれてほとんどのエイドでは果物ばかり食べていた。

2回目のエイドでおむすび。西湖くらいでうどんを食べた。うどんは往路復路で2回食べた。


干し芋も食べたな。ブドウは毎度



西湖通過中はまだ20キロ台なので足にも余裕あり。


西湖からはまたのぼりまだ足に余裕があるので気になる程でもなかったが登り切った後に精進湖に向けての長い下りでずっと橋を降りていく。気持ち的には快適。そしてここら辺から折り返しのランナーとすれ違うようになる。いい勢いで登ってくる。自分らも後でここを登ると考えると気が滅入る。


青木ヶ原の樹海ね。カルトなイメージしかないけど。

長い下りの橋 快調に下れる。

精進湖に入ってから走りのテンポが緩くなった感あり。30キロを通過すると残り半分と考えると気持ち的に楽だが。信号で赤になって走りをストップさせたい気分がだんだん高くなる。

ウルトラ走るたびに思うのがマラソン体型じゃない人が走ってたりして意外と丈夫。すごいわと感心してしまうが今回もそうと思わせることが多々。

精進湖からの富士 笠雲。


精進湖をぐるり周りそのまま西湖に戻るのかと思いきやちょいルートをそれて精進小学校へ向かう。ここら辺、約32キロくらいで足の調子が狂い始めたか。

小学校のエイドでもらったゼリー。食べるのが怖かったので持ち帰った。



折り返しは各湖の南岸を走る。コースは変わるといえども隣の湖に行く時は同じコースで隣へ。

だからさっきのプチ峠ごえがある。


最初に出くわすのがさっきの長い橋ののぼり赤池大橋。


たぶん2キロくらい。流石に走れず。走り歩きの繰り返し。前方から走ってくるランナーと声かけあって上り下りしていくのはよかったなー。観客は少ないがこの橋及びその後のランナーすれ違いゾーンはランナーが観客となる。

ライバルを見つけてその人に引っ張ってもらってようやく登り切りその後のくだりは快調に下れた。

この記事書いて今わかったがここら辺に富岳風穴があった。やたらのぼり旗に富岳と書いてあったのが不思議だったが気づかなかった。残念。


西湖に辿り着き南のルートに変わりいきなりののぼり。登りといっても大したことがないちょっとしたもの。ここを登れなくなってるのでもう手詰まり。新しいライバルを見つけてついていく。

途中で失礼だがなんでウルトラ走ってるの?と思うようなゆるいお兄さんがいて、その人に合わせて走っていたが、遅いながらも歩かず止まらず。ずっと走り続けているのには関心したし羨ましかった〜。自分にはそれができない。


西湖のコウモリ穴を発見。あーなつかし。


コウモリ穴意外に富士山が見えるパノラマ台、紅葉台などの以前行ったとこの標識がでてきたりして、懐かしい気分になる。



河口湖に到達、ちょっとした向かい風。


もう走ることで精一杯。途中のエイドでウルトラランナーのみゃこを発見。おー。


去年は高山の12キロ?くらいで抜かされ、今年もそこら辺で抜かれるだろうと思ってたけど45くらいで遭遇。

ここ最近観ているランナーの有名人てみゃこだよな。

彼女にさーっと抜かれてしまいいなくなった。すごいわ。


で、40キロあたりからなかなか距離が進まない。

フルマラソンの距離の42キロは思った以上にはやくこれたがそこからは進まない。



河口湖の街まで入るといよいよゴール目の前なんだけど残り10キロちょいがゆるい登り、往きの快適さと真逆。


半泣きの5キロ


50歩走って30歩歩く作戦。それでもきつい。街を抜けいよいよゴール手前の樹林に入るがそこも長い前方に見えるのは登り。


いつになったらフラットになるねん。ということと6月の飛騨高山走るのやめよう、走れないとばかり考えながら50歩30歩。

高山みたいに登りは全て歩く作戦でもいいのだが人に抜かれると、ん?となってしまう。

ここらは半泣き状態と吐きそうな感じ。

60キロ過ぎの?エイドで補給してからはたぶん少し登り、残り1キロは下り。


最後は速く終わらせたかったのと下りだったので足が動いたし動かせた。

(後でわかったが50から60キロのラップタイムは速い)


会場に入るとゴールはどこか探すが無い。目の前に競技場が出てきて、もしかしてトラック一周させられる?なんか考えて気分下がってると目の前にゴール。

ゴール手前で大会のMCが石川から来てくれました〜。 みたいな事言ってくれたのは嬉しかった〜。(他の人はそういうのは無かった)



昨日は飛騨高山やめとこうと思ったが体が回復した今はその気持ちがぐらついている。


ホカのマッハ5は自分に向いていた。

Tシャツ格好いいぞ。