「愛する事が苦痛を伴う時、
私たちは、
愛しすぎているのである。」
ロビンノーウッド著 （心理学の本より）
どんなに愛する男性であっても、
貴女が、苦痛を伴うのなら、
やはり、関係性を見詰め直す必要が
あるのでは無いのかなと、私は、
思うのです。
愛が、壊れるのが怖くて、
揉め事が怖くて、
相手が、
気分良く居てくれる事が大切で、
自分の思いを言えない時って、
もしかしたら、貴女の妄想の中の
彼と生きているのかもしれない。
例えば、
男性にひどい罵りを
浴びせられたとしても、
「もしかしたら、彼は、
凄く疲れていて、
余裕が無くて、
でも、私にだけは、
甘えられるのかもしれない。」
とかね。
愛を失うのが、とっても怖くて、
相手の気持ちを
前向きな妄想で、
違和感を
問えずにいるのは、
コミュニケーションとは言えない。
それは、自己完結だ。
この信念に私が、向き合ったのは、
自分自身が、離婚を考えた時だった。
夫婦間での
コミュニケーションにおいて、
何か、
言われの無い言葉で傷付いた時や、
強い違和感を感じた際に
相手に深く確認する事無く、
前向きな妄想で、
折り合いをつけて、
やり過ごして来た自分の
こころと、
向き合う事になった。
それは、今世、自分の望む
パートナーシップを
見極める時でもあった。
離婚の話し合いで、
お互いの思いを伝え合った時、
私が、いい様に解釈して来た事と
相手は、全く違う考えをしていた事に
かなりの驚きを感じた。
物事の捉え方、優先順位が、
天と地ほど違っていたのだ。
自己完結の妄想は、
ただの前向きな妄想にしか
過ぎなかったのだ。
相手も勿論、そうであっただろう。
さて、
脳は、
12歳頃までに、
周りの大人達、環境を見て、
学んだ事を
潜在意識の
プログラミングにしてしまう。
コミュニケーションの土台が、
出来てしまうのだ。
この時、私が気付いたのは、
幼少期、
不仲だった両親が揉める事が、
父の怒りを見るのが、
私には何より苦痛だったから
揉め事にならないように
自己完結する癖が
ついていた事だった。
当てのない未来は、
本当に怖かったけれど、
自分の思いを置き去りにし、
誤魔化す生き方は、
もう、無理だと思った。
これ以上、こんな事を続けていたら、
自分は、
こころも身体も壊れていくだろう・・
幸いな事に
私のこころが、限界を迎えたのだ。
結局、私は、
離婚して人生をやり直した。
再婚した
パートナーシップにおいて、
最初にした事は、
何か、違和感が生じた時に
自分のこころの妄想を
相手に確認する事。
例えば、夫が黙り混んでいる時、
「何か、
私に咎めの思いを
持っているのかな？」って、
思いが、湧いて来たら、
「ねぇ、貴方が黙っているのは、
さっきのあの事で、
私に怒っているのかなと、
妄想してしまうんだけど、貴方は、
今、
何を考えているの？」
そんなふうに結婚当初は、
よく聞いていたように思う。
夫の答えは、大抵、私の妄想とは違う。
「僕は、今、
仕事の事を詰めていたんだよ。」
「家族の事を考えていたんだよ。
勝手に妄想して、怖い男って、
決め付けないでね。」
相手に聞く事によって、
自分のこころの癖に気が付き、
投影が、外れていった。
人が、黙っていると、
自分は、咎められていると感じてしまう
投影のパターンがあるんだなとか。
そんな気付きを夫に伝えて、笑い合う。
夫が、私に聞く逆パターンもあるし、
勿論、
ビンゴ！めちゃくちや、
腹を立ててたぜ！って場合は、
大喧嘩になる事だってある。
シンママ時代、
夫に会う前に出逢った男性にも、
正直に思いを伝えて、
別れる事になった。
後になってみたら、それは、本当に
よかったなって思っている。
男に媚びる女として、
生きても私は幸せになれない。
最も近くに居るパートナーに対して、
妄想を抱えながら共に暮らすというのは、
耐え難いストレスになる。
それは、
幸せな妄想であっても、儚い夢だ。
女性が、
自分の思いを誤魔化していると、
かなり、
生き苦しさを感じる時代に突入したなと、
私は、強く感じております。
対等なパートナーシップを築くのは、
貴女が、大切な自分のこころに
向き合う事から始まります
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