宿のオーナーの娘のサラがこの日は朝から”Obersulzachtal”を案内してくれました

 

 

 

”Tal"とはドイツ語で”谷”を意味します

宿のある”Sulzau"地区には二つの谷があります(Ober と Unter)

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↑この写真は別の日に反対側の山からこの二つの谷を見おろした時の写真ですが、真ん中の山を挟んで右の谷(西側)の方が、地形的に少し標高が高いのでこちらがOber,左の谷(東側)はUnterObesulzachtalと呼ばれています

谷の奥の奥にはオーストリア2番目の峰 Grossvenediger を始め3000m級の山が連なっています

 

お天気が良ければタクシーを予約して、BerndlalmHütte(1515m)まで連れて行ってもらい、そこからFoiskarsee(標高2132m)までいくコースを予定していましたが、午後から雷雨の予報だったので予定を変更して、下記の地図で指示した、Obersulzbachtalのハイキングスタート地点に車を停めてそこから”Berndlalm"まで行って帰ってくることにしました。

 
スタート地点の標高は1080mなので、標高差435mのハイキング
コースタイムはBerndlalmHütteまで1時間30分

 

 

この谷にどんなHütteがどのぐらいの標高のところにあるのかが表示されている地図
 
20年前にはサラのお父さんにPostalmまで車で送ってもらい、そこから2558mのKürsinger Hütteまで往復歩き、氷河を間近に見ました
↓こちらがその時の写真 あ~懐かしい照れ照れ
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では、ハイキングスタートです!
こちらのコースにも名前がつけられていました
”Venedigerweg" 山の名前からとったのかな?

 

20年前にはなかったコース

最近新たにハイカーのためだけの道が作られたようです

この橋も新しいですね

 

 

天気予報では午前中だけ良いということだったので、今のところいい感じ

 

 

 
最初は緑豊かな森の中を通って行きます
結構急な登りが続きます
 
ご覧の通り、道の両側にはずらりとフキの葉っぱ!
サラにこの葉っぱ食べられるのよって話したら、驚いてました(笑)
子供の頃、雨宿りの傘として遊んでたって
 
 
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森を抜けるとご覧の通り、視界が開けてきました

緑が鮮やか!

 

所々に子供が遊べるような小屋が設置されています

 

 

 

20年前は5歳だったサラは私よりはるかに背が高く、スウェーデンに住んでいた時もすっかり現地の人と思われていたそうです

 

後ろに生えている植物は全部ワラビ!こちらも季節が合えば採り放題です(笑)

 

 

巨木が現れたので、サラと一緒に木からエネルギーもらいました

 

サラが指さしている先には、岩に大きな穴が開いています
ここには、お化けがすんでいるという言い伝えがあるそうですよ

 

 

結構登ってきたので、ここで一休み
 
 
お決まりの牛さんたちにも出会えました
 
さすがサラは家で牛を飼っていて、夏は山のアルムで放牧していたので牛の扱いが上手!”
牛をなでなで
 
サラ曰く、ここは、柵があるし、角のある牛じゃないので、触っても大丈夫よと。
私も安心して触ってみたら、牛の肌はとっても暖かく、気持ちがいい
 
”牛皮”って、考えてみたら、牛さんのこの部分を使わせてもらってるのか・・・と思うと、なんだか少し複雑な気持ちショボーン
改めて、生き物の命を頂いて、私たちの生活が成り立っていることを実感

 

 

”手前の牛はおそらく妊娠してるわね”とサラ。
なるほど、言われてみるとお腹がかなり膨らんでます

 

 

牛のいる反対側には大きな針葉樹の枯葉の山があり、よく見ると数えきれない蟻が動き回ってました
ここまで巨大な蟻塚を見たのは初めて!
蟻が自ら作り上げるなんてすごいと、驚いていると、
”こんなもんじゃなくて、森の中には数メートルにも及んで大きな蟻塚が作られることがよくあるのだそう、蟻は森の浄化にとって、なくてはならない存在で、循環の大きな担い手よ”とサラが教えてくれました
なるほどね・・・いろいろ勉強になりますね。
 

 

 

まだ朝だったので、ミルクを絞るために小屋にあつめられていた牛たち
乳しぼりが終わったら、また草原に出ていくのでしょう

 

 

沢を渡ります
ここには水車もあって、沢から引いた水が集められ、水車がどんなふうに動くのかわかるような工夫がされていました
こちらの動画をご覧ください

 

 

 

 

あら、先に座っている人がいましたね(笑)
森の精かな?木彫りで可愛い
 
このベンチから先はHütteまで車道を歩きます
でも、一般車は通行止めなので、ほとんど車は通りません
 
途中いくつか滝を眺めたら、もうHütteは近い
 
サラから、BerndalmHütteの”Kaiserschmarren”は有名でこのあたりでは一番おいしいと聞いていたので
頭の中にKaiserschmarren"がぐるぐる回りながら歩いてました(笑)

 

ようやく到着~!

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Hütteの周りには様々な動物が飼われています

 

ロバも豚も鶏も一緒の柵の中(笑)

 
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昔使った道具がデコレーションされた小屋の壁にはよく見ると”レザーホーゼ”(←男性用の民族衣装の皮パンツ)まで飾られていました!
これが良い味出してる!
 

 

 

動物のエリアは結構広くとってあります
 

さあ、お食事といきたいところですが、サラのお勧めで、あともう少し先まで行きましょうと!

 

少し先には、サラのお父さん所有の山小屋があるそうで、そこを見せてくれるとのこと

その名も”Siedhofalm Hütte”

 

このあたりは、alm(草原)が広がり、3000m級の山々も見えて、とっても雄大な景色の中での歩き

あ~、気持ちがいい♪

 

 

 

今回初めて、オーストリア第2の雄峰”Grossvenediger”が拝めました。
写真の一番左の先端が尖がった山 3674m!富士山より100mぐらい低いですね
★ここからは、Grossvenedigerは見えません。
その右となりの山で Gross,Geiger(3142m)の間違いでした。2022.07訂正
 
 

↓後ろに見えるのがBerndlalmHütte

渓流沿いの道を歩きます

 

 

途中、小さなチャペルがありました

ここは先ほどのHütteの所有で、結婚式や様々な行事を行うときに使われるそうです

 

こんなところで結婚式なんて、素敵ですねドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

15分ぐらいで”SiedhofalmHütte”に到着しました

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玄関ドアの上の木彫りの彫刻がまるで生きてるみたい
この家の守り神ですね

 

 

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中には入りませんでしたが、窓からのぞいてみると、とっても綺麗

しかも、お料理もできる大きなストーブもありました

 

”今度来た時は泊ることもできるわよ”と言われたので、来年は寝袋と食料持参で泊まらせてもらえたらいいだろうな。

夜は満天の星が見れるでしょうね!夢が広がります♪

 

たまにしか使わないのに、お花が飾られています
サラが水やりをしていたので、私は枯れたお花の手入れをしました
 
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しばし、ここで休憩し、BerndlalmHütteに戻ります

 

 

 

 

Hütteに戻ってきました
この山域はクリスタルが豊富にあることで有名なので、どの山小屋でも石が販売されています

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主人はビール

私とサラはHolundersaft

これは、6月~7月に花が咲くHolunderという結構大きくなる植物のお花を漬け込んでシロップして作ったジュース

花にはたくさんのビタミンが含まれていてとても身体に良いそうです

 

 

 

こちらが”Kaiserschmarren"
卵とバターが入った小麦粉のパンケーキですね。
ソースが2種類
クランベリーソースとアップルソース
 
食べた感想は・・・卵がたっぷり入っていて、バターの風味もよく、ジューシーでとっても美味しかったニコニコ
 
天気が安定しなくて、当初の予定の湖までは歩けなかったけれど、とっても良いハイキング道だったので今日も大満足の人ラブラブ

 

Hütteのご主人、民族衣装をお召しですね
これがレザーホーゼ(皮パンツ) 
太いベルトには細かい刺繍が施されています

 

私たちの後ろの丸太は自転車置き場

切り込みの入ったところにタイヤを入れます

 

帰り道、滝を間近に見られるところからは虹が見えました

 

 

行きがけに通りかかった滝にはちょうど陽が当たって水の流れが美しい

 

 

帰りは行きと違う道を下りました

ほぼ車道の広い道

 

Hütteで食事しているときは、遠くでゴロゴロ雷の音が聞こえましたが、また安定してきて、この通りの抜けるような青空
雲にもパワーを感じます
例の、お化けがすむという穴のところです

 

 

滝をいくつもわたっていきます
水があると涼しげですね

 

 

 

今日のお花たち

 

 

 

 

↑1cmに満たないような小さな花の花びらにこんな繊細な模様があるんです
花の中の宇宙を感じますね

 

 

 

 

このお花、名前はわかりませんが、日本の花火を思い出しました

 

2時半ごろ宿に戻ってしばらくしたら大雨が降ってきました
やはり予報は当たってました
 
夕方からは、庭の自然のプールとサウナを使わせていただき、リフレッシュしました
自然のプールに入るのは初めて
ちょっと冷たかったけれど、サウナの後にはいれば気持ちよくて、雨に打たれるのも悪くなかったです
 
宿のオーナーイングリッドや娘のサラに良くしていただき、家に居るように滞在できただただ感謝の毎日です
 
旅レポはまだまだ続きます
 
最後まで読んでいただきありがとうございました!