今日のブログはかなり脱線します(笑)

でも、とても興味深いところを見つけてしまったので、覚書のために記事にします

 

前日の疲れ果てたサイクリング

https://ameblo.jp/happyvienna/entry-12591131227.html

から一夜明けて、体調も戻ってきましたニコニコ

 

お天気も良かったし、どうしても主人が歩いてみたいところがあるということで、午後から行ってみました

 

いつも歩きに行くときに参考しているのはこちらの本

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前回駐在の時に購入しましたが、あまり使うこともなく帰国となりました
よく捨てないでとってありましたが、ウイーンの周りのハイキングルートについて書かれてます
 
1993年に出版されたようなので、今から28年前のウイーンの様子がわかります

国連ビルより高いのはドナウタワーぐらい

高層ビルが全く見当たりません

ウイーンの街も変わったのですね

 

今回主人が選んだのはこちらのルート

選んだ理由を聞いたら、何となく森の中を歩く感じがよさそうと(笑)

このルート図だけでそれを読み取るってすごいわねびっくり

一応私の拙いドイツ語の知識で読んでみましたが、ハイキングルートの表現って全然面白くないし、わかりにくいので、結局よくわからず

 

まあ、行ってみようということで、2時過ぎに出発して現地に向かいました

場所はウイーンの西方面へ車で20分ぐらい行ったところ

 

↓こちらがガイドブックの写真の建物

修道院の一部の建物です

同じ建物が連なっているこの風景がなんとなーく気になって、この修道院のことを少し調べてみました
”Kartausen" 日本語では”カルトジオ会修道院”
なにやら聞きなれない名前ですが、どんな修道院なんだろうと興味が湧いて調べてみたら、とても戒律の厳しい修道会の一派で、生涯のほどんどを沈黙と孤独の中で過ごすとのこと。
この同じような建物が並ぶ理由がわかりました
この一つ一つが修道士の個室でほとんどの時間をここで過ごすのですね。
 
Mauerbachの修道院は現在はオーストリアの国の所有となり古いものを修復するための施設として使われているようです
 
現在でも900年間、昔からの伝統を守って沈黙と孤独の中での生活を続けているカルトジオ会修道院があるようです。
その総本山はグランド・シャルトルーズ修道院 
フランスのグルノーブルの近くの山奥にあります
 
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※グランド・シャルトルーズ修道院の博物館の画像からお借りした写真

 

ちょっとMauerbach修道院の建物と共通点が感じられます

 

この修道院の生活はドキュメンタリー映画として残っています
”大いなる沈黙” 2005年公開 2時間49分 
日本では2014年に公開されたそうです
 
ドイツ人の監督が25歳の時に撮影の依頼をしたところ、”まだ早い”と断られ、16年後”準備が整った”とOKがでたそうです
 
その時に提示された条件は以下の通り
 
修道院の中に入れるのは監督一人のみ
照明なし
音楽無し
ナレーション無し
 
そうして、最初に依頼してから25年後、前代未聞のドキュメンタリー映画が完成したそうです
 
このさわりの部分だけでも、すでに鳥肌ものです
早速見てみたいと思いましたが、どうやらヨーロッパから見るのはちょっと難しそうですが、日本だったら簡単にDVDが手に入るし、アマゾンプライムで視聴できます
 
監督のインタビュー記事がこちら

 

この修道院のことを詳しく書かれたページも発見しました
こちらも読みごたえがあります
 
外出制限がかかり、世界中で”家に居ましょう”という 稀有な時間を過ごしている今だからこそ、数百年に渡って変わることなく”沈黙と孤独”の中で生活をしている修道士の皆さんがどんな気持ちで生きているのか、それはけして苦痛ではなく、ネットや物に溢れた我々の生活からは想像できないような静寂と心の平穏の中で毎日があるのかもしれません
 
今は、博物館もあり、ガイドツアーなどで中を案内してくださるそうですし、周りは国立公園で自然豊かな環境
今年は無理かもしれませんが、来年は是非訪ねてみたい
 
思いがけないところから、素晴らしい発見がありました!
 
さて、話を本題に戻しましょう
こちらが修道院のメインのエリアだったと思われるところ
もちろん今は閉まっていますが、また見学できるようになったら中も入ってみましょう
 

 

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結局、ガイドブックのルートは長いので、丸で囲った1時間半のコースを選びました

 

 

修道院を右に見ながら森のを登っていきます

 

と、いきなり、午後の光に照らされたお花たち♪

 

 

 

 

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ウイーンの森にはブナの木がいっぱい

 

蔓日日草は日本の留守宅にも今頃さいてるかな?
 
 
いろいろ歩いてますが、この森、主人も私もかなり気に入りました!
なんだろう、森が明るくて 風がすーっと通り抜ける感じが気持ち良い

 

 

 

 

太い木にブナが追いかけるように絡まってきて、一緒に成長してる(笑)
仲良しだなあ♪
 

 

この森の良さが写真から伝わるだろうか・・・
言葉が見つからないです・・・
この森の良さを表現したいのだけど

 

上を見上げればこの美しさですよ音譜ぐぅぐぅぐぅぐぅ
 
このあたりで休憩していたら、キツツキの音が聞こえてきました
録音したので聞いてください
この人、かなり木のたたき方が優雅で上手いの(笑)
他にも何羽か叩いてたけど、上手い下手があって面白い
この人はかなり職人技です
最初は鳥の鳴き声、途中でキツツキの登場ですよ〜
ではどうぞ
 

 

 

 

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この日はほんとにのんびり、少しだけ歩きました

お陰ですっかり元気を取り戻し、やはり歩きに来てよかった~。

自然の中でたくさんエネルギー頂けました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も自然の中に入れて満足そうな人

 

 

 

一周して街に戻ってきました

 

イースターエッグのツリー
 
修道院の中も少し外から見学できます
 
なんてゴージャスな入り口なんでしょう!
古き良き時代が偲ばれます
 

 

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こちらがチャペル バロックの美しい教会だそうです

 

 

Mauerbach 何も知らず行ってみた場所でしたが、すごく素敵♪

クリスマス市もあるようで、手作りの品のお店が並ぶらしい

こちらも魅力的ですね

 

近いうちに本当は行きたかった本来のコースを歩きましょう

山間なので、今週末あたり、新緑の中のハイキングにちょうどよいかもしれません

 

そうそう、もう一つ耳より情報を!

20年前の駐在時、何度か訪れた鳥を暖炉で丸焼きするお店がどこだったかわからずモヤモヤしてました

ウイーンの森の中だったことだけは覚えてますが、名前も場所も全く分からず・・・

 

今回、この記事を書にあたって、色々調べていた時に、たまたま鳥を暖炉で焼いてる写真をみつけ、お店がわかりました

”Waldschenke Staar"

https://waldschenke-staar.jimdofree.com/

 

夏はお庭で食べるのもよし!

冬は暖炉の近くで丸焼きを見ながら食べるのもよし!

ここは5月15日、レストランがまた営業再開したら、是非いってみなくっちゃ!

 

イースター休暇の記事、これにて終了ですウインク

最終日は寒かったので家でまったりしてました

 

そうこうしているうちに、5月1日からは全てのお店が営業再開します

レストランは5月15日から

 

春のウィーンの自然を満喫していたら、オーストリアはコロナの感染増加率も1%を切り、回復する人の数も増えて、明るいニュースが増えてきました。

 

もちろん、以前と同じような生活が戻るのはずっと先かも知れません。

しかし、最低限の生活に慣れてしまえば、後は日々是好日の気持ちで、ゆっくりその日を待ちたいものです照れ

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました