悩みとは | きららの心理

きららの心理

アダルトチルドレン専門カウンセラー
心の在り方について綴っています

私は若い時から考えすぎでいろいろなことで悩み多き日々を過ごしてきました

それが 心のことを学んでから悩むことが全くと言っていいほどなくなりました

考えすぎるというのは私の癖みたいなものなので 今は自分で良し としています

ですが 嫌なことをいつまでも考え続けることは 怒りやイライラを増幅するだけなので なるべくシャットアウトするようには心がけています

 

心理を学んで昔と何が違うかというと 自分を肯定出来るようになったことです

反省をしても自己嫌悪をして苦しむということがほとんどなくなりました

 

今でも嫌なことはあるし 怒ったり 泣いたり 辛いと感じることはもちろんあります

完璧に自分をコントロールし自制出来る人は誰もいないでしょう

ただ 何を目指せばいいかを理解したということがあるので 自分の在り方がどうであるかを確認することが出来ます

今も自分の気持ちを意識したり どう考えているかを自分と向き合い 修正したりする日々なのです

 

悩みとは どうしたらいいかが分からないということです

 

悩みには ふたつあります

自分の力で出来る事柄と 自分の力ではどうにもならない事柄です

多くを悩む人は このふたつを区別出来ないために 悩みに多くの時間を割くことになります

 

自分の力ではどうにもならない事柄 それは 他人の気持ちや考えや思いです

 

相手に自分の考えや意思を伝えたなら あとは相手が考えることなのです

その人の答えをこちら側が決めることは出来ません

相手が出した答えを受け止めて 自分がどう対処していくかしかないのです

 

対人関係で悩む人の口ぐせは 

「どうして ~してくれないのだろう?」

「どうして この人はいつもこうなのだろう!」

と 悩みます

 

どうしてと考えても答えはその人自身にしか分からない事です

もしかしたら その本人も分からないかも知れません

 

分かっているのは 相手が自分の考えていることから 違うこと 外れたことをしていると 考えている自分がいるということです

 

どうしてと考えるより どうしたらいいかと考えを前に進めることが大切なことです

どうして?というのは 相手に期待し相手に要求している気持ちがあります

また 非難や否定する気持ちがあります

やったことへの非難 責めたとしても事態は変わりません

現実を受け入れ 受け止めて 次の策を考える方がいいのです

 

そして 悩む人の特徴は 切り替えが出来ない事です

発想の転換や違う角度からの検証が苦手です

いつまでも悪い部分の一点にこだわり続けてしまうので 悩み続けてしまうのです

 

これは 自分のやり方に執着しているのであり 相手を自分と同じようにしてくれと要求しているのです

いつでも誰にでも同じような期待をします

 

自分の考え方を通すことに躍起になってしまいます

自分のやり方に執着しているということです

 

一度 自分のやり方を手放すか 相手の思いとは何かを考えてみることも必要です

相手の思いを考えるとは 違う見方をしてみることです

 

きっと こうに違いないと決めつけないことです

 

そして 何が問題(悩み)であるかを具体化します

具体化することによって どこがどう問題であるかを把握しやすくなります

 

何を問題と考えているか 

人それぞれの価値観から判断しているに過ぎず それを問題視しているだけなのです

「こうあるべき」という 思いに縛られているかも知れません

 

悩みの解決法は一つではないし 答えも一つだけとは限りません

そして この「問題(悩み)というのは 自分が問題視しているだけであって 元々 問題など起こってはいないというのが事実です

 

自分の気持ちに嘘をつき続けることで 知らず知らずに苦しくなっていきます

苦しい時は 常に自分の気持ちの確認をすることです

 

一つの考え方だけに縛られないようにすること

自分の出来ることを やっていくこと

出来ない自分を責めない事です

 

自分は何が出来るのか 何が出来ないのか

何がしたいのか どういう気持ちでいるのかを 意識することはとても大切です