「最近の子は外遊びをしない」
と批判されるご時世ですが、
遊べる場所が少ないから遊べないという事情もありますよね。
ボール遊びを禁止している公園も多いと聞きます。
放課後に校庭で遊ばせてくれる学校が減っているとも聞きます。
外で遊ぶ環境が整っていないなら、家で遊ぶしかない。
しかも、家での遊び方は充実する一方です。
最近は、未就園児でもスマホゲームを持っている時代ですからね。
ところで、心身を健康に保つためには、適度な運動は欠かせません。
寒さや暑さに接し、体に程よい刺激を与えることも大切なことです。
自律神経を鍛えることもできるし、適度な疲れで寝つきも良くなるので、
30分程度の散歩や休日の子供との外遊びはお勧めです。
庭で野菜や花の世話をするのも、
結構体を動かすのでいいですよ。
ヒートショックや結露に悩まされることのない家に住んでいたら、
寒暖による体の負担は大きく減ります。
ただ、体にとって必要な刺激を得る方法も考えておかないと、
体の退化を招く羽目になるかもしれません。
人は、不便を手放して便利を手に入れる代償として、器用さを失っています。
ナイフで鉛筆を削ったり、おもちゃを作れる子供は、今はどれだけいることか。
同じように、厳しい気候に接したからこそ鍛えられていた心身は、
快適な環境の中で何を失っていくんでしょう。