「家守り」という言葉を聞いたことがありますか?
家を建てた後の定期的なアフターサービスやメンテナンスをすることで
「自分たちが作り上げた家を、これからもしっかり守っていこう」
という思いがこもった言葉です。
といっても、家守りをするのは住宅会社だけではありませんよ。
住まい手のあなたも、大事なスタッフです。
家は完成した時点から、徐々に傷んできます。
ですが、住宅会社のスタッフは、毎日チェックしに来ることはできません。
住まいの小さな異常を見つけられるのは、やはり住まい手のあなたです。
中でも、特に水漏れは発見しにくく、
床がフカフカになったり大量のカビが生えてから、初めて気づくこともあります。
もしトイレのタンクやキッチンなどの排水口、食洗機の裏などから不自然な水の音がしたら、すぐに業者に教えて下さいね。
家ができて10年も経つと、屋根や壁を手直ししたりクロスを張り替えたり、
プロでないと対応できないメンテナンスが増えます。
でも、日頃から、が小さな変化を業者に伝えると、
その都度対応できて、家が傷みにくくなります。
ただ、住宅会社によっては、家守りを重視していないところもあります。
「たくさん建てて儲けよう。アフターサービスは手間がかかるだけで儲からない」
と考える人たち。
でも、
「自分たちが建てた家で、幸せに暮らして欲しい」
と願う業者は、家を守るためのアフターサービスを
「建てた自分たちにしかできないこと」
と考え、重視しています。
もしあなたが、家を建てた業者の対応に不満があるのなら、
別の業者にお願いするのも一つの方法です。
実際に、アフターに不満があったり、業者が倒産したなどの事情で
「有償でも構わないから、一緒に家を守って」
と、他社に依頼している住まい手さんもいるんですよ。
小さな工務店など、家づくりに愛情と誇りを持っている人たちは、
きっと、そんな思いに共感してくれるでしょう。
業者は家を建てるだけの存在ではありません。
一緒に家を守っていく、大事なパートナーなんです。
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