消費者のコスト意識について、興味深い調査があります。

マーケティングリサーチのアイシェアが、

20~60代の男女に行った調査によると、

買い物をする際にコストパフォーマンスを意識する人は94.2%です。


その中でも、車や住宅などの高額商品ほど、コスパに対する意識が強まっています。


また、増税や景気に対する不安が原因なのか、

約半数の人々が、ここ数年でコスパに対する意識が高くなったと感じています。


「日本人は小さい車に乗る人が多い」と、

来日した外国人が驚いたというエピソードをたまに聞きますが、

コスパを重視する人は、その外国人の感覚に驚くかもしれませんね。


消費が美徳と言われたのは昔の話。

限られた収入を大切に使うなら、常にコスパを意識したいものです。



でも、ひとつだけ注意してほしいことがあります。

パソコンや車は、全国に同じ製品があり、性能や金額を比べて買うことができます。

でも住宅は違います。



規格型住宅を全くアレンジせずに建てる場合は別ですが、

多くの施主は、自分の暮らしに合わせた家づくりを目指します。

そのため、全国に同じ住まいがあるとは考えにくいし、性能や金額を比べて買うことができません。

ですから、新居でどう暮らしたいのか、どんなふうに家族や地域と関わっていきたいのか、

あなたが住まいに求めるものを考えてみましょう。


「光熱費や修繕費など、出費が少ない家」を建てたいのか

「自分や家族が生活を楽しめる家」を建てたいのか。


それとも・・・。

いろいろ出てきそうですね。

ちなみに、「コスト以外の要素で重視するポイント」は、

1位・・・使い勝手の良さ(48.0%)

2位・・・長く使える・流行に惑わされない(44.1%】

3位・・・機能や性能(40.9%)

4位・・・アフターサービス(サポート)の充実度(34.2%)

5位・・・デザイン・センス(32.3%)


とありました。


車やパソコンなどでは『機能や性能』がトップですが、住宅では3位となっています。

それにしても、1位の『使い勝手がいい』って、

少し寂しい言葉だと思いませんか。

多少不便でも『住み心地がいい』ことの方が、私にとっては大切にしたいことなんですが。

家族の行動や性格は、住まいに影響される部分も多いもの。

ですから、どんな住まいにしたいのか、もう一度、じっくり考えたいものです。


このような調査は、自分が普段意識していないことについて考える、良い機会になります。

家づくりが始まると、何かと慌ただしく、じっくり考える時間がなくなるものです。

ですから、

「いつか家が欲しいな~」

という頃から自分の考えを見つめ直していると、

漠然としたしたイメージを、徐々にはっきりとしたイメージに作り上げることができます。


あなたが家に求めているのは何か。

今から考えてみませんか?



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