外壁のライフサイクルコスト(家の生涯を通じてかかるコスト)についてお話します。


寿命が短いのは「手入れをしない吹き付け仕上げと、

シーリングをやり変えないサイディングの外壁」。


吹き付け仕上げの外壁は、表面のひび割れから雨が入り、壁の内部を腐らせます。


そのため、10年前後での補修が必要になります。

建築時に安価な分、耐久年数が短いのです。

費用は、足場の仮設などによっても違いますが、少なくとも100万円程度は必要です。


また、シーリング(外部のサッシの縁と外壁の間をつないでいるゴムのようなもの)の寿命は約5年。

徐々に硬化・縮小して、サイディングパネルとの間に隙間ができ、そこから水が浸入します。


「知らなかったんだもん」と放っておいたら、大がかりな補修をすることにもなりかねません。


業者は「○年毎に足場を組んで、※※の補修工事をする必要がありますよ。

その資金は●●万円くらいですよ。」という話をする必要があります。

でもそういった説明をしている所は少ないようです。

 
「この家の外壁は、どれくらいの頻度でメンテナンスをして、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?」

あなたから質問するのが賢明です。

提案に納得できなければ

「では○○年持つ材料はありませんか?それを使ったら、金額はどれくらい変わりますか?」

などと質問してみましょう。


外壁材1つを見ても、耐久性やメンテナンス費用など、ライフサイクルコストが大きく変わってきます。

ライフサイクルコストを知ることは、資金計画にも影響してくる大切な事ですから。
もっと読んでみる→ 不安感に付け込まれないでください。
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