最近、震災から現在までを振り返る報道を見ました。

お盆は、人のつながりについて考えるいい機会ですからね。


震災後、ずっと報道やメルマガのチェックをしていますが、

沢山の意見に触れ、考えさせられることも多々あります。


テレビの報道から一つ・・・。


震災直後の頃、避難所となった学校で、

被災した女性の皆さんが、食材を持ち寄って調理していました。

廃材を燃料にしたり、流された家屋から調味料を見つけたり。

校庭では、被災した男性の皆さんが、自らトイレを建設中。

パワーショベルで穴を掘る人もいれば、

トイレの壁を作る人もいます。

その手際の良さを見て

「おっ、プロがいたのかな?」

と、嬉しくなりました。


男女問わず、自ら動くその姿。

創意工夫する様子。

とても心に残りました。


メルマガからも一つ・・・。


地震発生の翌日、

「建設業の人は、今こそ仕事をガンガン取りなさい」

というメルマガがあったんです。

それに対して、とてもたくさんの批難がありました。

確かに、一見「今のうちに稼げ」という風にも見えます。


しかし、そのメルマガが本当に伝えたかったのは

「地元の人達を守るのは、これまで

 地元で家を建てさせてもらっていた建設業者の任務。

 適正な金額で、地元の気候風土に合わせた家を建てられるのは

 地元の業者しかいない。

 悪徳業者が入り込む隙を、絶対に与えるな」

ということでした。

「絶対に皆を守るんだぞ」

と。

 
阪神淡路大震災を思い出して下さい。

不当な金額で食料品などを販売している人がいましたね。

『困っている人の足もとを見る』という行為です。


適正な金額で、責任を持って仕事をして、相手に喜んでもらう。

それがまた、自分の喜びになる。

それが、正しい商売というもの。


今回の被災地近辺では、商店は、早朝から営業していました。

ガソリンスタンドは、少しでも多くの人に行き渡るよう、

給油量の制限をしていました。

どちらも、適正な金額で販売することで、

消費者に喜ばれています。

地元の踏ん張りは、被災者を勇気づける力を持っています。


また、右往左往した印象をぬぐえない政府に対して、

凛とした被災者の様子が、世界中の人の心を動かしました。


復興には、まだまだ時間がかかるでしょう。

あなたが住む地域も、

今後、災害に襲われることがあるかもしれません。

そんな時、「支え合おう」とする地域の力があると

心強いですね。

もっと読んでみるあやふやな考えで家づくりを始めると