暑すぎる夏・・・寒すぎる冬・・・。

近年の気候の変化は辛いですね。

気をつけていても体調を崩してしまいます。

辛いのは、家も同じ。

外壁や屋根の負担は大きいんです。


今の住まいの壁を意識して見たことはありますか?

傷んでいないようでも、間近で見ると、

変な隙間や亀裂がある場合があります。

持ち家でない場合は、ご実家をチェックするのもいいですね。

見る目を養うこともできるし、

もし大きい亀裂があったら、地震のときに心配です。


日本屋根外装工事協会によると、

確認いしたいチェック内容は、

・塗装表面の状態

・シーリング部分の状態

・外壁材の状態

の3つです。


塗装の色が褪せていないか、落ちなくなった汚れは無いか。

塗膜やシーリングにひび割れや亀裂は無いか。

外壁材に亀裂や破損は無いか。


傷み具合がひどくなると、メンテナンス費用がかさみます。

1階部分だけでいいので、時々チェックして下さい。


さて、外壁より難しいのが屋根のチェックです。

屋根は、ほんの少しの隙間から浸水します。

そして、屋根材下の野地板を腐らせてしまいます。

築10年を超えた家に多いんですが、

施工不良や災害などで、

築10年以内の家でも劣化している場合があります。


また、太陽光発電などを後付けした場合も注意が必要です。

知識が浅く、設置してはいけない場所に設置する業者がいます。

知識がない作業員だと、

雨漏りの原因を作り出すことがあるんです。

太陽光発電を設置するときは

屋根工事の熟練者がいる業者を選んで下さいね。


一般的に、新築後の屋根の点検は5年か10年に1回ほどです。

あとは台風などの後に、こちらから依頼して点検してもらうくらい。

天井からの雨漏りに気付いた時には、

屋根裏は大変なことになっています。


業者が屋根の補修や葺き替えをした時に、

野地板が劣化していた経験は97%にも上るとか。


また、築10年を過ぎるころから

「お宅の屋根は瓦がずれています。傷んでいるので危険です。」

という訪問営業が多くなると聞きます。

しかし、実際に屋根を見ることもなく

「一式○○万円」といった見積もりを提示する業者は、

信用してはいけません。


そうは言っても、

普段、屋根や外壁をチェックしていなかったら不安になりますよね。

気になる営業があった場合には、まずは

「あなたの会社は、建設業法の許可業者なんですか?」

と確認をして下さい。

許可業者なら、その地域で10年以上営業しているということなので

多少の目安にはなります。


自分の家の屋根を見ることは難しいんですが、

(危険ですから、絶対に屋根に上らないで下さいね)

近所に同じような築年数の家があったら、参考になります。

また、お隣さんに

「ウチの屋根の様子が変だったら教えてね」

と日ごろから話しておくのもいいですよね。

中には、自宅より高い建物から

望遠鏡で屋根をチェックする頑張り屋さんもいますが、

なかなかそこまではできません。

日ごろから心に留めておくと、小さな変化に気付けますよ。

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