現存する世界最古の木造建築物が何か知っていますか?

・・・そう、法隆寺です。

1300年以上も法隆寺の柱は、今も建物を支え続けているんです。

木は、切り倒されてから200年~300年は、強度が上昇するんですよ。


バイオリンは木で作られていますね。

じつは製作してから200年~300年過ぎた頃が、最も良い音色が出るんです。
その土地で暮らすための情報
これも木の強さと関係があるんでしょうね。


私には、印象に残っている大工さんの言葉があります。

「木というのは、100年生きた木ならば100年、1000年生きた木ならば1000年持つよ」

良い大工さん、良い棟梁は、木の能力を全て引き出す「職人の技」を持っているんです。


木造といえば、火事に弱いイメージがありますが、必ずしもそうではありません。

木造の柱や梁などの構造材は、初期火災により、表面が炭化した炭状の幕で覆われます。

だから、芯まで燃え尽きるにはかなりの時間がかかります。

一方で、鉄骨などは高熱で変形するので、強度を保てなります。


阪神・淡路大震災をきっかけに、建築基準法は変わりました。  

木造建築の耐火性能などを規定していて、三階建ての共同住宅も可能です。

カナダやアメリカでは、4階建ての木造共同住宅も普通です。

どの工法も、処理をきちんと行えば、耐火性を強化できます。

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