最近、お風呂で本を読む癖がつきました。
30分ほどで読める短編が、私にはちょうどいい感じです。

志賀直哉の短編集。

 

表題の『城の崎にて』は、谷崎潤一郎の古典的名エッセイ、『陰翳礼讃』の次に好きな『文章読本』の中で、良いお手本としても登場します。

 

一度読んだ本なので、あらすじ的なことは覚えていましたが、改めて読むと、「ああ、いい文章だなぁ~」と。

刺激的な言葉を使った速度の速いネットの記事を、ついつい暇なときにクリックして読んでしまうので、余計に、いいなぁ~と思ったのかも。

 

お風呂の鏡に、真っ裸で本だけ持つ自分の姿も、なかなか堂に入ってきましたにひひ