アルチンボルド展 @国立西洋美術館
自分の目で見たかった絵が来日と知り、
人混みが苦手な体質ですが、電車を乗り継いで行ってきました。
毎度のことながら、新宿乗り換えの際、クラっときましたが
だまし絵企画は、夏休みあるあるですが、
今回は、夏休みなんぞない淑女や紳士もクールに楽しめる、
大人な構成でした (個人的見解ですw)
私が注目したのは、野菜ソムリエに合格したばかりということもあり、
野菜と果物で構成された肖像画。↓
それぞれの素材が、いちいち精密~っ!
グロくて滑稽で、でも、サクランボやベリーなんかはチョット可愛いんですよ。
後頭部がカボチャになっていることに悪意はあるのか?なんて勘ぐったり
色んな感情が、カオス。
耳のあたりに描かれているナスやトウモロコシは、
大航海時代にあって、アメリカやアジア、アフリカから伝わった野菜で
相当珍しい野菜だったということで、
当時の人はこの絵を見て、「なんじゃこりゃ?」的な衝撃を
現代人よりも受けたのだろうなー、と思いを馳せた。
いやはや、
感心するのを通り越すと、笑けてくるようです。
凄い作品でした。
鑑賞後は、上野駅のジューススタンドで、
ベータカロチンを摂取。(ニンジンジュース)
家に帰ってwikipediaを読むと、アルチンボルドの命日(7月11日)に
観に行っていたことに、偶然と運命を感じちゃいました。