『武者小路実篤詩集』   (新潮文庫)

 

短い詩の中に、作者のその時々の内面生活が伺えました。

若かりし頃の詩は、読んでいるこちらが恥ずかしくなるような

「うぶ」を感じたしw、絵画のことを謳った詩(特にレンブラントと

ゴッホについて)は、もの凄く共感しました。

また、夫婦のこと、老いのことなどは、うまくやっていくヒントや

慰めとは違う励ましを貰えた心地です。

 

 

作品もですが、人物に興味が沸いて、『新潮日本文学アルバム』も

読みました。

 

ページをめくると、イケメンの写真があるではありませんか!

実篤といえば、インパクトのある顔(左)がパッと浮かぶのですが、

ちょっと嬉しいショックを受けました。

岡倉天心も同様に、長生きすると晩年の写真が流出しがちですが

若い頃、実はシュっとした顔立ちだったりします。

味と深みのある晩年の顔も、ドスが効いて、めっちゃ好きなんですけど、

ちょっと萌えたのは確かです(笑)。

 

肝心な本の感想を全然書けていませんが、面白ネタの宝庫だったので、

おいおいブログに、小出しに引用できたらなと考えています。

久々に、不便な場所なんだけど、「武者小路実篤記念館」へも行きたいな~

 

ジンとくる詩、思わず可笑しくなっちゃう詩、しんみりする詩、etc

詩集は、手元に置いておこうと思うのでした。