映画とわたしとイタリアと

《副題》 ~映画裏街道~ それは自己満足な映画に対する恩返しハート

初めてもらったオルゴールの音色は、「ラーラのテーマ」でした音符

そこから私の映画まみれの人生が始まったような気がしますはぁと3
                        Love each day  真冬wハート☆
今月の言葉ぶーぶー

人間とは精神である。精神とは何であるか。精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
by セーレン・キルケゴールぽわわん*グリーン
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丘の上の本屋さん(2021/伊)

~ 未来へのリーチ ~
クラウディオ・ロッシ・マッシミ脚本・監督「丘の上の本屋さん」(2021年/伊)


本は知らない世界への扉を開ける鍵
引き寄せられて引き継がれる、本とは素晴らしい生き物なのだ📔


石畳が印象的なイタリアの丘の上の小さな古書店。毎日訪れる常連客やら様々な人々。その中にアフリカ系移民の少年エシエンがいた。

本を買うお金がないというエシエンに古書店店主のリベロは次々と本を手渡す。



ピノッキオの冒険
イソップ物語
星の王子様
白鯨
密林の医師シュヴァイツァー
アンクル・トムの小屋
白い牙
ロビンソン・クルーソー
ドン・キホーテ
(最後の1冊は内緒にしておきますね♥️)

本が紡ぎ出すリベロとエシエンの対話。感想を語り合う二人だけれど、それが全く一方通行ではなくて素晴らしいのね。本を読むことに飽きてはいないか?遊ぶことも大事だよとリベロ♡♡♡

 



こんなにも心に沁みる会話と書物、エシエンはこの先、素晴らしい人生を歩むでしょうね🥼

人も本も旅をして力を得てゆく。学ぶことで美学も知識も生まれる。それは未来へのリーチだわ🙌

わたしにはホント最高過ぎる映画でした♥️♥️♥️読書が大好きだった少女の頃のわたしと再会した気分です。こんな映画との出会いがあるから映画は手放せないですね🎞️



誰もがリベロのような先生と出会いたい、出会いたかったと思うことでしょう。。。
それでは最後にこれだけは言わせて、古書店店主リベロ、Grazie♥️♥️

劇場公開日:2023年3月3日
上映時間:84分
原題:Il diritto alla felicita
配給:ミモザフィルムズ

ストーリー
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上にある、小さな古書店。店主のリベロはある日、店の外で本を眺めていた移民の少年エシエンに声を掛ける。好奇心旺盛なエシエンを気に入ったリベロは次々と店の本を貸し与え、エシエンは、リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾ける。本の感想を語り合ううちに、2人は年齢や国籍を超えた友情を築いていく。
 
キャスト
レモ・ジローネ、コッラード・フォルトゥーナ、ディディー・ローレンツ・チュンブ、モーニ・オヴァディア他

公式ページ
https://mimosafilms.com/honya/

2024年7月下旬までに鑑賞した映画たち

1.AIR/エア

2.生きる LIVING

3.ヴァチカンのエクソシスト

4.ミーガン

5.TITANE/チタン

6.君を想い、バスに乗る

7.NOPE/ノープ

8.のら犬

9.二つの光

10.正欲

11.怪物

12.ユリゴコロ

13.コンフィデンシャル:国際共助捜査

14.前科者

15.川っぺりムコリッタ

16.レンタネコ

17.ファストフード店の住人たち

18.ハント

19.愛おしい詐欺師

20.TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー

21.デシベル

22.アンダーカレント

23.ダブル・サスペクツ

24.PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ

25.誰かの幸せ

26.すべてが変わった日

27.ザ・クリミナル 合衆国の陰謀

28.リミット-LIMIT-

29.ザ・ファイブ -選ばれた復讐者-

30.崖上のスパイ

31.先生、私の隣に座っていただけませんか?

32.ロマンスドール

33.ほつれる

35.コンクリート・ユートピア

36.エンドロールのつづき

37.わたし達はおとな

38.恋愛の抜けたロマンス

39.私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?

40.ワンナイト・カップル

41.私たちの偽装結婚

42. マリグナント 狂暴な悪夢

43.ウスケボーイズ

44.アフター・ヤン

45.ショーイング・アップ

46ムッシュ・アンリと私の秘密

47.スティール・レイン

48.私がやりました

49.ペルシャン・レッスン 戦場の教室

50.決戦は日曜日

51.ブラックボックス:音声分析捜査

52.点

53.メタモルフォーゼの縁側

54.ライリー・ノース 復讐の女神

55.ブルー・バイユー

56.辻占恋慕

57.すべてうまくいきますように

58.神さま聞いてる?これが私の生きる道?!

59.フェイブルマンズ

60.僕の特別な兄弟

61.VORTEX ヴォルテックス

62.To Leslie トゥ・レスリー

63.ウェディング・ストーカー 暴走した女

64.オブセッション 爆発する憎悪

65.宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました

66.PERFECT DAYS

67.夕霧花園

68.エゴイスト

69.FALL/フォール

70.だまし合いは恋の始まり

71. ロング・ベッド ~間違いから始まるミステリー~

72. Minamata

73. ソウル・オブ・ワイン

74.チア・スクワッド 不可解な連続死

75.シリアス・トラブル

76.泣いたり笑ったり

77. FALL/フォール

78. ザ・シークレット:希望を信じて

79. 私と猫のサランヘヨ

80. ぶどうのなみだ

81.君がくれた恋のシナリオ
82.ロスト・キング500年越しの運命
83.フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて
84.シャーク 覚醒
85.エクソシスト 信じる者
86.コンペティション
87.運命の元カレ
88.プロミシング・ヤング・ウーマン
89.MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
90.よりそう花ゝ
91.スペンサーダイアナの決意
92.僕と彼女のファースト・ハグ
93.きっとそれは愛じゃない
94.ミュージック~僕だけに聴こえる音~
95.パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女
96.デスパレート・ラン
97.ベネデッタ
98.スペンサーダイアナの決意
99.X
100.パール
101.幸せはここにある
102.ファミリア
103.スラムドッグス
104.瞳をとじて
105.夜明けまでバス停で
106.共謀家族
107.子宮に沈める
108.バニラ・フォグ
109.DOGMAN ドッグマン
110.アバウト・ライフ 幸せの選択肢
111.元カレを忘れるべき10の理由(2022)
112.丘の上の本屋さん
113.枯れ葉
114.落下の解剖学
115.わたしは最悪。

 

再見分をカウントしていないせいもあるものの、あまり映画を観ていないな。中度半端だけど、ちょうど115本で備考録として追加アップしておこう♡

2023年12月に鑑賞した映画たち

12月
1.冬時間のパリ(ネット配信)星
2.テノール! 人生はハーモニー(ネット配信)
3.ザ・スイッチ(ネット配信)
4.きっかけはウェディング 愛しき私の敵対者(ネット配信)
5.エスター ファースト・キル(ネット配信)
6.カード・カウンター(ネット配信)
7.ジュリア(s)(ネット配信)ハートハートハート
8.aftersun/アフターサン(ネット配信)
9.ミセス・ハリス、パリへ行く(ネット配信)
10.スイート・マイホーム(ネット配信)
11.search/#サーチ2(ネット配信)星
12.マリー・ミー(ネット配信)
13.THEWITCH/魔女 -増殖-(ネット配信)
14.ヴィーガンズ・ハム(ネット配信)星
15.Mr.ノーバディ(ネット配信)星
16.林檎とポラロイド(ネット配信)星
17.あしたの少女(ネット配信)ハートハートハート
18.ボブという名の猫2 幸せのギフト(ネット配信)
19.コンパートメントNo.6(ネット配信)ハートハートハート

 

配信鑑賞漬けでした。といっても大して観てないなぁ♡

星ハートが付いていない作品も全部面白かった2023年12月でしたカチンコ

 

星=個人的に観て良かった作品

ハート=個人的に好きな映画

批評家158人が選んだ2023年映画ベスト50

『批評家158人が選んだ2023年映画ベスト50』が発表された模様ですカチンコ
日本映画もランクインしていますね日本 当然、全作部鑑賞したいです♡

 

1「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(監督:マーティン・スコセッシ)
2「オッペンハイマー」(監督:クリストファー・ノーラン)
3「哀れなるものたち」(監督:ヨルゴス・ランティモス)
4「Past Lives(原題)」(監督:セリーヌ・ソン)
5「May December(原題)」(監督:トッド・ヘインズ)
6「The Zone of Interest(原題)」(監督:ジョナサン・グレイザー)
7「Anatomy of a Fall(英題)」(監督:ジュスティーヌ・トリエ)
8「バービー」(監督:グレタ・ガーウィグ)
9「The Holdovers(原題)」(監督:アレクサンダー・ペイン)
10「アステロイド・シティ」(監督:ウェス・アンダーソン)
11「枯れ葉」(監督:アキ・カウリスマキ)
12「ショーイング・アップ」(監督:ケリー・ライカート)
13「異人たち」(監督:アンドリュー・ヘイ)
14「君たちはどう生きるか」(監督:宮崎駿)
15「パッセージ」(監督:アイラ・サックス)
16「American Fiction(原題)」(監督:コード・ジェファーソン)
17「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」(監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン)
18「パシフィクション」(監督:アルベルト・セラ)
19「Are You There, God? It's Me, Margaret(原題)」(監督:ケリー・フレモン・クレイグ)
20「Afire(英題)」(監督:クリスティアン・ペッツォルト)
21「ザ・キラー」(監督:デヴィッド・フィンチャー)
22「PERFECT DAYS」(監督:ヴィム・ヴェンダース)
23「マエストロ:その音楽と愛と」(監督:ブラッドリー・クーパー)
24「ポトフ 美食家と料理人」(監督:トラン・アン・ユン)
25「Godland(原題)」(監督:フリーヌル・パルマソン)
26「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(監督:チャド・スタエルスキ)
27「You Hurt My Feelings(原題)」(監督:ニコール・ホロフセナー)
28「オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト」(監督:レイヴン・ジャクソン)
29「Do Not Expect Too Much From the End of the World(英題)」(監督:ラドゥ・ジューデ)
30「ゴジラ-1.0」(監督:山崎貴)
31「ココモ・シティ」(監督:D・スミス)
32「Priscilla(原題)」(監督:ソフィア・コッポラ)
33「De Humani Corporis Fabrica(原題)」(監督:ヴェレナ・パラヴェル、ルーシァン・キャステーヌ=テイラー)
34「Trenque Lauquen(原題)」(監督:ラウラ・シタレラ)
35「A Thousand and One(原題)」(監督:A・V・ロックウェル)
36「ボトムス ~最底で最強?な私たち~」(監督:エマ・セリグマン)
37「About Dry Grasses(英題)」(監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)
38「20 Days in Mariupol(原題)」(監督:ムスチスラフ・チェルノフ)
39「Menus-plaisirs - Les Troisgros(原題)」(監督:フレデリック・ワイズマン)
40「Ferrari(原題)」(監督:マイケル・マン)
41「A Still Small Voice(原題)」(監督:ルーク・ローレンツェン)
42「Four Daughters(英題)」(監督:カウテール・ベン・ハニア)
43「ボーはおそれている」(監督:アリ・アスター)
44「帰れない山」(監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ)
45「Saltburn」(監督:エメラルド・フェネル)
46「The Eternal Memory(英題)」(監督:マイテ・アルベルディ)
47「La Chimera(原題)」(監督:アリーチェ・ロルヴァケル)
48「開拓者たち」(監督:フェリペ・ガルベス)
49「瞳をとじて」(監督:ビクトル・エリセ)
50「Eileen(原題)」(監督:ウィリアム・オルドロイド)

ジュリア(s)(2022年/仏)

~ 私自身を追いかける旅 ~

オリバー・トレイナー監督「ジュリア(s) /ジュリアズ」(2022年/仏)

 

運命の要素は、行動か、選択か、出会いか?

 

人生は決断の連続であり、その決断次第でそんなことも、あんなことがも有りえるのだ。

 

中盤から吞み込まれるように惹きつけられたけれど、面白いか?と聞かれたなら、そういう感情とは別の何かが渦巻く作品🎬
 

まさかでもやっぱりでもなく、得るだけ失うだけでもなくジュリアが代弁してゆく4人の男性とのそれぞれの人生。

 

 《もしもあの時》を何通りかのジュリアの転機と共に技ありの枝分かれで描いてゆく。 オムニバスでなく平行で経過してゆくいくつかの人生、通過点。

 

 

『あの時、あ~していたなら、こうしていたなら・・・。』
ジュリア(s)。ジュリアという存在は一人だけれど、父、子供、恋人、生徒、ピアノ、ジュリアと関わる人、物、事が反射し返す複数のジュリア。人生は称賛されることが物差しじゃない。だってどのジュリアにも素晴らしさがあるのだもの♡

 

幸せの分量って決まっているの?決して手放せないものとは?自分なりの解釈を様々繰り広げたり掘り下げてみたら、どこまでもいけそうな正解のない映画。だからこそ観て感じて欲しい。この映画の中にきっとあなたもいるから

 

私はいつかもう一度、もう二度、この映画の中の自分に会いにゆく気がしてる、ワインを片手に🍷

 

劇場公開日:2023年5月5日
上映時間:120分

ストーリー
2052 年パリ。80 歳の誕⽣⽇を迎えたジュリアはこれまでの充実した⼈⽣に満⾜しつつも、過去を振り返り⾃分が過ごしていたかもしれない別の⼈⽣に想いを馳せていた。ピアニストを⽬指していた17 歳の秋。ベルリンの壁崩壊を知り友⼈たちとベルリンへ向かった⽇、もしバスに乗り遅れなかったら︖本屋で彼に出会ってなかったら︖シューマン・コンクールの結果が違ったら︖私が運転していたら︖ジュリアが頭に描いたのは、そんな何気ない瞬間から枝分かれしていった4 つの⼈⽣。そのどれもが決して楽ではないけれど、愛しい⼈たちとのかけがえのない⽇々で満たされていて眩しい。果たして、ジュリアが選び取った幸せな“今”につながるたった⼀つの⼈⽣とは︖
 
キャスト
ルー・ドゥ・ラージュ、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワ他

 

 

 

 

 

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