安木洋平が恩師で画家の中川久先生との出会いについて語ります。
中川久(なかがわひさし)先生との出会い
今回は私の恩師であります、かいぶつ先生こと「中川久」先生について書きたいと思います。
私が中川先生と初めて会ったのは1999年のこと。
当時私は大学を出てから画家になるという志を持ちつつ、でも絵だけでは食べていけないし、どうやったら絵を描きながら生きていけるのか?と考えていました。
少し話がさかのぼりますが、私は大学時代に造形屋さんでアルバイトをしていました。
そこはとても居心地が良く、社長も社員の方も芸大・美大出身で、ウマが合うというか、皆さんとても優しくて、良くしもらいました。
仕事があれば呼んでいただき、某百貨店のウィンドウデイスプレイに使う装飾品を作ったり、ディズニーランドに行って、スプラッシュマウンテンを塗装したりと、とても刺激的な楽しい仕事をしていました。
この時に工具類の使い方や、壁画を描くときの下地に使う塗料のことなど、大事なことを勉強させてもらいました。
大学を卒業してからしばらくは通っていたのですが、自分が本当にやりたいことはこれじゃないと感じ、造形屋へ通うのをやめました。そうなると本当に収入源となるものがなくなり、ただ一つ絵を描く情熱だけで、お金にならない絵を描き続けていました。
そんな時、画家で走水アート工房という教室をしている菅原蓉子さんからお電話があり、「子供に絵を教える仕事を探している知り合いがいるんだけどやってみない?」とお誘いがありました。
いただいたお話だったので、とにかくやってみよう!と返事はしたものの、私は子供が苦手でしたし、子供の絵というのも全く理解できなかったので内心迷っていました。
そこへ、バイクに乗って家まで私に会いに来てくれたのが、菅原蓉子さんの知り合いである中川久(なかがわひさし)先生でした。
その時には気がつきませんでしたが、この出会いが私の人生を変えてくれました
中川先生は、大まかに子供の絵の成長について教えてくれましたが「だんだんとわかっていくから気にしないで!」と細かいことは言わず、私に5・6年生のクラスを任せてくれました。
子供との付き合いは思った以上にストレス
私がツライ理由は2つありました。
*子供が絵を描けないこと
*中川先生の生徒達はすごい絵を描くこと
そのギャップがツラかったです(T_T)
中川先生が教えるのは1~4年生までのクラスで、私の担当が5-6年生のクラスです。
私のクラスになると、突然絵が描けなくなるのです。
今思うと、子供達の引き出しを私の言葉が閉じてしまっていたんですね。
その頃、私は一生懸命に
絵を教えよう!としていました。
大変な間違いです。
そうは言っても「教える」こと以外の道を知らないので、そうするしかありませんでした。
子供達の絵と関わり、あれから25年も経ちましたが、中川先生は私を付かず離れず見守ってくださって、ようやくですが子供の絵のことがわかるようになってきました。
まだまだではありますが…。
これは絵描きにとってありがたいこと
絵は「表現する」という意味ではすべてつながっているので、絵とは何か?なぜ絵を描くのか、という根源的な答えが子供の絵には隠れていると思うのです。
中川先生は大津幼稚園の絵画講師で、子供達から「かいぶつ先生!」と呼ばれ親しまれています。
神奈川県ではカナガワビエンナーレ国際児童画展の審査委員をしていました。
もちろん画家としても凄い方です!
本も出ています。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=54594574
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講師・抽象画家 安木洋平(やすきようへい)
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