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ロシアのブリアート共和国、バイカル湖の近くの温泉地、
ゴリアチンスク診療所では1995年以降
絶食療法が行われている。国の保険が適用されるそうです。 

水だけで平均12日間から21日間絶食が
医師の監視下で行われます。
絶食2・3日目から薬を止めます。
15年間で1万人が療法を受けました。
糖尿病・喘息・高血圧・リュウマチ・アレルギーなどの患者の
3分の2の症状が消えました。

絶食を始めるとアシドーシス(体が酸性に傾く)が起きて
疲労感・吐き気・頭痛になりますが24時間から38時間で
治まります。 

肝臓のブドウ糖は1日で消費されその代わりに
タンパク質が分解されてブドウ糖を供給します。
また脂肪から肝臓によってケトン体に変えられ
脳へと供給されるように代謝が変化します。

このことを発見したのは今から60年ほど前、
モスクワ第一医科大学精神科のユーリ・ニコラエフ医師でした。
切っ掛けは食事を拒絶する患者によってでした。
ニコラエフ医師は試みに患者の思うままに
そのままにしたことでした。

5日目には起き始めた。 

10日目で歩き始めました。 

15日目でジュースを飲みました。
それから新しい人生を開始しました。 

この患者の臨床を多くの患者に適用したところ、
統合失調症・鬱病・恐怖症・強迫性障害などの
精神疾患の多くに効果があるだけでなく
その他の慢性疾患に大きな効果があることが判明しました。
同時に尿・血液・ホルモン・脳波などの生化学的な検査が
行われました。

ワレル・グルビッチ精神科医(モスクワ精神医学研究所)によるとニコラエフ医師は8000人の患者に同様の治療を行い、
70%が回復、6年後も47%が健康を保ちました。
社会に復帰し結婚した元患者もいたそうです。
その他に高血圧・喘息・皮膚炎・関節炎にも
良好な結果が出ました。


旧ソビエト政府保健省はその結果をにわかには信じられずに、
1973年検証プロジェクトを行いました。 

軍医だったアレクセイ・ココソフ教授
(パブロフ生理学研究所 呼吸器科)、
ワレリ・マスモフ教授(ロシア医学アカデミー 胃腸科)が
その検証に携わりました。
ニコラエフ医師の患者数千人を調べ絶食療法が適している疾患、そうでない疾患を選びました。

良好な疾患:気管・心臓・血管・胃腸・内分泌・消化器・
関節・皮膚などの疾患 

適合しない疾患:がん・結核・Ⅰ型糖尿病・慢性肝炎など 

ココソフ氏言:絶食によって起こるストレス状態が
体の回復メカニズムと普通の生活習慣のせいで眠っている
自己調節力を目覚めさせるのです。 

断食のストレスが加わると脳からのホルモンの指令として
アドレナリン・ノルアドレナリン・グルカゴン・コルチゾールが
増加します。
そしてブドウ糖・コレステロール・中性脂肪・インスリンが
低下します。
呼吸・心拍数・血圧は低下し消化器系は休眠状態になります。

ココソフ医師の弟子オシニン教授は
気管支喘息の患者10000人に治療を行ってきましたが
事故はありませんでした。
12日間絶食をすると肺粘膜に変化が起き、
肥満細胞に蓄えられていたヒスタミンが無くなります。
ヒスタミンは気管支の平滑筋を痙攣させます。
喘息では絶食の概念がないので
この研究は世界に我々のデータしかないでしょう。
ヒスタミンを不活性化できるのです。
1000人の絶食患者を追跡して、
薬が必要な例もありましたが半数が良好でした。
適切な食生活をしていると10%~15%が完治しました。

公衆衛生政策を確立するために4カ所でデータが集められ、
科学アカデミーで紹介したが、
ソ連以外では知られることはなかった。 

ドイツでは国民の10%~15%が絶食療法を受けている。
ブレビンガー・クリニックでは毎年2000人が
この治療を受けている。 

開設者で軍医だったオット・ブレビンガー医師は
リュウマチ熱になり車椅子になる寸前で
2回絶食したところ治った。1918年にここを始めた。 

ビジネスマンで仕事で贅沢な食事を免れない人は
肝臓が腫れていたのが治った。
リュウマチで車椅子生活にならなければならなかった女性は
一回目の絶食でかなり回復した。 

ドイツでもロシアでも絶食後の食事の再開には
厳重な管理を行っている。 

ベルリン大学付属シャリテ病院では10年前から絶食療法を
リウマチ・メタボリック症候群・心臓疾患に採用している。
社会保障制度で受けられる。
年に500人が受け、多すぎて少し断っている状態です。

アンドレアス・ミッシェルセン教授言:
ロシアの治療は知りませんでした。
ホルモンを調べてきましたがアドレナリン・ドーパミン・セロトニンが増えていました。
痛みが和らぎインシュリンの受容体の感度が上がっていました。

抱卵のために冬の間4か月餌を食べれない皇帝ペンギンその生理。イボン・ル・マオ教授(フランス国立科学センター) 

動物はタンパク質を50%失うと死ぬ。
皇帝ペンギンはどうだろうか。 

絶食中のペンギンは4%のタンパク質と94%の脂質を
エネルギーとして使用し、タンパク質を節約している。
ペンギンの体は3段階でタンパク質を節約するメカニズムがある。

24時間で体のブドウ糖は消費される。
次にタンパク質がブドウ糖に変換されて使用されるが、
同時にそれを節約するために脂質が肝臓でケトン体に
変換されて動員される。
そのプロセスは100日続く。
体内の80%の脂質を消費したときそれが限界だった。
それ以降はタンパク質を使用しなければならず。
使い切ったら死ぬ。
 この飢饉のときのプロセスはラットも人間も同じで
遺伝子で伝えられてきた。 

南カルフォルニア大学基礎老化学 
ウォルター・ロンゴ准教授はガンの化学療法で
絶食が効果を上げる研究をしてきた。
48時間絶食させたマウスとそうでないマウスで
3~5倍の量の抗ガン剤を与え比較をした。
最初の実験では絶食をさせた方は全て生き残り、
そうでないマウスは全部死んだ。
最終的にさせないマウスの生存率は35%だった。
そして心臓や脳にダメージが残った。

人間の臨床に適用しようと公的援助を受けているが患者は
絶食を嫌がりあまり進んでいない。
判事をしているノラ・クィーンは乳がんになり5回の化学療法を受ける予定だった。絶食を望んで行った。
1回目は予め5日間の絶食をし化学療法の副作用は
マウスの実験のように軽かった。
2・3回目は主治医の助言で絶食を行わなかったところ
酷い副作用がでた。後の2回は絶食をして臨んだ。
ノラを含む10人が行ったがマウスと同じ結果となった。
絶食は抗ガン剤と言う毒物に対抗する生命力をひきだしもする。

ロンゴ准教授は絶食による遺伝子の発現として
RNAメッセンジャーの量を測定した。
心臓・肝臓・筋肉がそれによって急激な変化を起こした。
細胞が体を守るためだろう。
それに対し突然変異で生まれたガン細胞は進化の記憶が無く、
違った発現をした。
 ガン細胞はブドウ糖を好む。
絶食によって抗がん剤効果だけでなく、
ガン細胞の死滅さえ起きるかもしれない。 
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(引用http://blog.livedoor.jp/ohayooohayooohayoo/archives/51834563.html


以前のブログでも絶食について、紹介させて頂いております。
衝撃体験報告「ファスティング(断食)で腫瘍が消えた!?」
(断食は必ず専門医の元で、正しく行いましょう。
自己責任でお願い致します。)

絶食する事で、病気が改善する事を、
ロシアやドイツは国が認めています。
そして、病気を治す、一つの治療法として提唱しているのです。

西洋文化が入ってくる前は、日本人は二食でした。
どうして日本では、「三食きちんととりましょう。」というのか。

食べすぎる事により、日本人の病気にかかる割合はどうなっていったのか。

本当の健康とは、どういうものなのか、
考えていかなければいけない時ですね。

ここまで読んでくれてありがとう♡
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